『リブート』明かされた警察内のスパイの正体に驚愕 早瀬と夏海が迎えた絶体絶命の危機

3月22日放送の『リブート』(TBS系)第9話では、最後の大きなリブートが発動した。冬橋(永瀬廉)に殺されそうになった一香(戸田恵梨香)を救ったのは、早瀬(鈴木亮平)だった。早瀬に迫られて、一香は自身の正体が夏海(山口紗弥加)であると認める。巻き込んでしまったことを詫びる夏海(戸田恵梨香)に、早瀬は「二人で戻る道を見つけよう。俺たちならきっとできる」と励ました。
合六(北村有起哉)に「お前を許さない」と宣言した早瀬は、夏海とともに組織への復讐を誓う。それは同時に合六を本気にさせることを意味していた。合六は幹部の菊池(塚地武雅)に100億の商品の換金と早瀬たちを捕らえることを命じた。その直後、早瀬は拉致されそうになった拓海(矢崎滉)を保護。儀堂(鈴木亮平)がリブートである可能性に気づいた足立(蒔田彩珠)に、早瀬は警察内部にいる合六の内通者を探すように頼んだ。
第9話では合六の政界工作が本格化した。野党第一党を率いる真北弥一は第8話で登場していたが、市川團十郎が演じていることが判明。ラスボスにふさわしい千両役者の登場にクライマックス感が高まる。来たる総選挙で弥一は政権奪取をもくろんでいた。「日本が生き残るために必要なお金」と言い、「腐った与党を排除してこの国をリブートしましょう」と呼びかけて、弥一は合六と固い握手を交わした。
汚れきった世の中を変えるために、別の汚れた金で政治を変える。不正なマネーロンダリングの行きつく先が政界なのはいかにも皮肉だ。今作はある種のリアリズムに貫かれているが、それを象徴するキャラクターの一人が冬橋である。早瀬は冬橋に合六の悪事の真相を知らせ、自分と組んで合六の組織にトップに座らないかと持ちかける。それに対して、冬橋が返した台詞が秀逸だった。
「俺たちの世界に真相や真実なんてものはない。裏に何があるかなんて誰にもわからない」
その上で冬橋が下した決断は、これまでの冬橋の感情を考えると納得できる。冬橋は早瀬を捕らえ、その動きを察知した夏海は、自らの正体を明かして海江田(酒向芳)から100億の受け渡し場所を聞き出した。夏海は真北(伊藤英明)に取引場所を押さえるように頼んで店に乗り込むが、そこで見たのは目をそむけたくなるような真実だった。
今作では物語が何度かリブートされる。そのためのアイテムが整形手術による成りすましである。作品内でリブートを指示する黒幕は合六で、第9話では彼の恐ろしさが余すところなく伝わってきた。合六は自らが考えた筋書きを変えることで、早瀬と夏海の運命をもてあそぶ。前話で合六は、自身が10億円の横領や消えた100億をたくらんだ張本人であると明かした。
作中で物語の意味を書き換える合六は、作者の分身と言っていいだろう。脚本の黒岩勉は、あるところまで描くと登場人物が動き出すと折に触れて証言している。相関図にシナリオを更新するキャラクターを置くことで、ドラマは劇中劇の様相が強まる。時系列上の種明かしと関係の書換えによって、縦軸と横軸を自在に動かすことが可能になった。
作品に拳銃が登場したら、それは発射されるのがフィクションのルールだ。殺傷兵器である銃口の向かう先は誰かの命であり、早瀬と夏海にとって絶体絶命。発射の一瞬、停止ボタンが押された状態で私たちは最終話を待つことになった。
鈴木亮平の身体能力と映画愛を随所に感じる今作だが、第9話では、拓海を救出する場面で素手による格闘、窓からの逃走シーンで屋根の足場のほふく前進を披露。フィジカルで魅せる俳優の面目躍如だった。
妻殺しの濡れ衣で逮捕されたパティシエの早瀬陸は、悪徳刑事・儀堂歩に追い詰められ、真犯人を見つけ出すため、家族と過去を捨てて儀堂の顔に変わり“リブート”を決意する。
■放送情報
日曜劇場『リブート』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:鈴木亮平、戸田恵梨香、永瀬廉(King & Prince)、蒔田彩珠、中川大輔、藤澤涼架、与田祐希、上野鈴華、藤田ハル、矢崎滉、野呂佳代、塚地武雅(ドランクドラゴン)、津田篤宏(ダイアン)、伊藤英明、山口紗弥加、池田鉄洋、酒向芳、黒木メイサ、原田美枝子、北村有起哉
脚本:黒岩勉
音楽:大間々昂、木村秀彬
主題歌:Mr.Children「Again」(TOY'S FACTORY)
プロデュース:東仲恵吾
協力プロデュース:國府美和
演出:坪井敏雄、田中健太、元井桃
製作著作:TBS
©TBS
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