『リブート』永瀬廉が冬橋を演じる大きな意味 制作陣が心がけた“同時代性”とは?

徹底したリサーチが支える裏社会のリアリティ

念入りな取材に裏づけられた今作。別人になり代わるリブートシーン以外にも「徹底的にリアルを追求しようとリサーチを重ねました」と黒岩は語る。
「マネーロンダリングや裏社会の膨大な資料を読みながら、ここ最近起きている事件や新聞や雑誌の記事、本に目を通す中で、マネーロンダリングがさかんに行われ、市場規模がとんでもなく大きいことに驚きました。実際に捕まったグループや“トー横のハウル”もモデルにしています」と実在の事件からヒントを得ている。
裏社会のリアリティについては、ジャーナリストの丸山ゴンザレス氏が監修に入っている。黒岩いわく「脚本のアイデアを作ったところで、ゴンザレスさんにも入っていただきました。手の縛り方や殺害方法、盗聴の防ぎ方まで、東仲さんを通して細かいところまで全部チェックしていただきました」と協力を仰いだ。
なかには仰天するような事実もあったという。東仲は「ここでは言えないようなネタも持っていらっしゃって。そんなわけないだろうと思うことでも、裏社会ではリアルだったりするんですよね。合六(北村有起哉)のたたずまいや会食はけっこうリアリティがありますし、なるべく作品に落とし込みました」と細部に魂を込めたことを明かした。
ドラマが発信する「同時代性」としての警鐘

裏で冬橋や一香が手を引く“闇バイト”について、黒岩は「闇バイトはすごい問題になっていて、こんなに恐ろしいことになるんだよとか、こういう手口で雇われて、最後はこういう結末になるんだよというリアリティを持たせているので、警鐘になれば」と言い、「第3話まではアニメーションも使いながら特に細かくやったんです。視聴者にエンタメを通して現実の世界や組織犯罪について知ってもらうことも、ドラマの命題としてあるような気がしています」と同時代性を意識したと語った。
東仲も「警察も組織犯罪に力を入れていますよね。冬橋みたいな人間を描くことで、少なからず、こういうことはやりたくないと思うようになるんじゃないかと。そういう意味で、今のタイミングとしてはいいのかなと思っています」と、2026年という時代に本作を世に送り出す意義を強調した。
妻殺しの濡れ衣で逮捕されたパティシエの早瀬陸は、悪徳刑事・儀堂歩に追い詰められ、真犯人を見つけ出すため、家族と過去を捨てて儀堂の顔に変わり“リブート”を決意する。
■放送情報
日曜劇場『リブート』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:鈴木亮平、戸田恵梨香、永瀬廉(King & Prince)、蒔田彩珠、中川大輔、藤澤涼架、与田祐希、上野鈴華、藤田ハル、矢崎滉、野呂佳代、塚地武雅(ドランクドラゴン)、津田篤宏(ダイアン)、伊藤英明、山口紗弥加、池田鉄洋、酒向芳、黒木メイサ、原田美枝子、北村有起哉
脚本:黒岩勉
音楽:大間々昂、木村秀彬
主題歌:Mr.Children「Again」(TOY'S FACTORY)
プロデュース:東仲恵吾
協力プロデュース:國府美和
演出:坪井敏雄、田中健太、元井桃
製作著作:TBS
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/REBOOT_tbs/
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