見上愛、親友・河合優実との第49回日本アカデミー賞ステージに「胸がいっぱいです」

日本アカデミー賞新人俳優賞コメント

 第49回日本アカデミー賞授賞式が3月13日にグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで開催され、新人俳優賞に選ばれた7人がスピーチを行った。

河内大和

 まずは、『8番出口』で“歩く男“を演じた河内大和が「新人俳優賞を受賞されたみなさまの中に僕がいることこそが最大の“異変“だと思うんですけれども」と会場の笑いを誘う。「僕はずっとこれまで自分の個性的な個性に強烈なコンプレックスを感じて生きてきましたが、でもそのおかげでこのおじさんを演じることができ、またこのような素晴らしい賞をいただくことができました。今はその個性が勇気を与えてくれるものだと強く感じています」と挨拶。河内は、『8番出口』チームへの感謝だけでなく、「この道に進むことを許してくれた両親、この道を共に歩んでくれている妻に感謝します。もっともっと頑張ります」とコメントした。

白山乃愛

 続けて、スピーチしたのは『秒速5センチメートル』でヒロイン・篠原明里の小学校から中学校までを演じた白山乃愛。約3年前に俳優という仕事を始めた白山は、経験を重ねていくうちに芝居の難しさを感じていったが、そんなときでも不思議とワクワクする自分がいたという。「その自分に気づいたときに、私は、この先もこの俳優というお仕事を続けたいと強く思いました。まだまだ未熟ですが、俳優として、一人の人間として成長して、またいつかこの場所に戻ってこられるように頑張ります」と真っ直ぐにコメントした。

中島瑠菜

 『TOKYOタクシー』の中島瑠菜は、タクシー運転手・宇佐美浩二(木村拓哉)の愛娘で音大付属高校進学を目指す奈菜を演じた。授賞について「私にはまだ少し早いんじゃないかなと思った気持ちも正直ありました」と吐露する中島は、「まだまだ頑張りたい、成長しなきゃいけないなとずっと思っています。いつかまたこの場所に自信を持って戻って来られるように頑張りたいと思います」と意欲を示す。

坂東龍汰

 坂東龍汰は、『爆弾』で爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査長・矢吹を演じた。最優秀助演男優賞を獲得した共演の佐藤二朗に改めて祝福の言葉を贈ると、佐藤は立ち上がり「ちゃんと喋れるか心配だわ……」と不安げな表情で坂東を見つめる。事務所「鈍牛倶楽部」に所属している坂東は、「一歩一歩、牛歩のごとくゆっくり着実に成長して、また映画という素晴らしい芸術に誠心誠意向き合って、ここに戻ってこれたらなと思います」と宣言した。

松谷鷹也

 『栄光のバックホーム』で主演を務めた松谷鷹也は、主人公の元阪神タイガースの横田慎太郎さん役を演じた。「大好きな慎太郎さんと向き合ってきた時間というのを、こういう形で評価していただくことができて嬉しく思っています」「慎太郎さん、ここまで連れてきてくれてありがとうございます」と松谷は、天国にいる横田さんに感謝を告げた。

 『国宝』で主人公・立花喜久雄(黒川想矢/吉沢亮)の才能をいち早く見抜き、婚外子をもうける京都・花街の芸妓・藤駒を演じたのは、見上愛。授賞式の司会を務める河合優実とは俳優を始める前からの親友であり、今の仕事を始めるきっかけとなった大切な存在だ。「河合優実が司会の年に一緒に同じステージに出て嬉しいです」と涙ぐみながら話す三上は、「全ての方の熱量とそして誠実な姿に、“いい現場“の一つの答えを見たような気持ちがしています」と『国宝』チームに感謝を述べる。名前の挙がった河合は「胸がいっぱいです。私も同じ舞台に立てて嬉しく思ってます」と言葉にした。

森田望智

 『ナイトフラワー』で、夜は風俗嬢として働く格闘家で、主人公のボディーガードとなる芳井多摩恵を演じた森田は、新人俳優賞に加え、最優秀助演女優賞を獲得している。森田は「これからお芝居を運良く続けられて、30歳、40歳、もっとおばあちゃんになっても、まだまだ新人なんだと、もっと頑張らなくてはという気持ちを持ち続けられるような、そんな人間になっていきたいなと思っております」と嬉しそうに笑みを浮かべた。

 第49回日本アカデミー賞は、 2025年1月1日から12月31日までに日本で公開された映画の優秀作品・俳優らを表彰する日本映画界の最高峰の賞。

第49回日本アカデミー賞新人俳優賞

河内大和『8番出口』
白山乃愛『秒速5センチメートル』
中島瑠菜『TOKYOタクシー』
坂東龍汰『爆弾』
松谷鷹也『栄光のバックホーム』
見上愛『国宝』
森田望智『ナイトフラワー』

©日本アカデミー賞協会

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