10年後に観たことを自慢できる? 唯一無二の『私が撮りたかった俳優の原石展』レポート

会場の一角では、そんなオーディション審査や撮影現場の様子を捉えた映像が流れている。写真の中ではしっかりとカメラを受け止めているように見えた5人が、映像の中ではあどけない表情を見せていたり、緊張した様子でカメラの前に立っていたり。思わず写真と映像を見比べてしまう体験は、この展示会ならではだろう。
「写真と映像、どちらを先に観ても面白いと思いますね。穴井さんの輝く笑顔だったり、大友くんの“センター感”や、菊地くんのみんなの心を掴みほぐしてしまうようなかわいらしさ、髙橋さんの透き通る透明感や、山田さんの撮影にスッと入るときの魅力的な顔付き。。オーディションに立ち会っていた私たちでも、撮影現場で驚かされることがたくさんありました」(津田)

普段は第一線で活躍する俳優たちを撮ることが多い『私が撮りたかった女優展/俳優展』。Wang氏は、今回の現場にはまた違った空気が流れていたと明かす。
「写る技術としてはまだこれからの段階だと思います。でも、今回撮影したのが濱田さんだったからこそ、まだ磨かれる前の1人の少年・少女として、ふとした表情を切り取ってくださったと思います。まだ決めることに慣れてない子たちを、無理に決めさせようとするのではなく、『普通にしてて』という流れの中で撮る。それでも驚くほど凛としているのが不思議なんですが。きっと濱田さんだからできたテンションなのかなと思います。相性がすごくよかったと感じました。(Wang)
一般的に著名人の写真展は、好きな俳優やアーティストを目当てに訪れることが多い。しかしこの展示会では、名前も顔も知らない5人のポートレートと、まっさらな状態で向き合うことになる。
「写真は一瞬を写すので、その前後を想像させるじゃないですか。知らない人だからこそ、1枚のポートレートにすごく余白がある。写真本来の力を垣間見た気がします。その人の別の姿を知らないからこそ、先入観なく写真に入っていける。想像も無限だし、感じ方も人それぞれ。そういった体験は、昨今ではなかなか新しいと思います」(Wang)

“来場者による投票が、グランプリ決定に作用する”という仕組みも、この写真展ならでは。Wang氏は「お気に入りの方を見つけたら、きっと将来『あの時の!』とリンクする日が来る。それが楽しみですよね」と笑みを浮かべた。
津田氏は「来場者の皆様が温かい気持ちで『全員素敵ですね』や『みんな輝いています』と言って投票してくださるのは、本当にありがたいですし嬉しいです。シンプルに“濱田さんの美しい写真を楽しんでいただきたい”という想いもありますので、ぜひお気軽に足を運んでいただけたら」と呼びかけた。
数年後、テレビや映画で見かけたその顔に、あの時の“原石だった姿”を思い返す――そんな体験ができる唯一無二の写真展。『私が撮りたかった俳優の原石展』は、3月15日まで広尾のHIROO GALLERYにて開催中。入場無料。
■イベント情報
AMUSE Audition 2025-26『私が撮りたかった俳優の原石展』
会期:3月7日(土)~15日(日)
時間:13:00~20:00 ※会期中無休
会場:HIROO GALLERY(東京都渋谷区恵比寿1-36-13 広尾MTRビル2F)
観覧料:無料
投票期間:3月7日(土)~12日(木)営業時間中
写真:濱田英明
企画・プロデュース:J.K.Wang
アンバサダー:堀田真由、山田杏奈、恒松祐里、細田佳央太、新原泰佑
ファイナリスト:穴井ももか、大友隆佑、菊地颯一郎、髙橋泉、山田すみれ
主催:株式会社アミューズ
公式サイト:https://amuseauditiongenseki.com/























