『DREAM STAGE』が覆した芸能界の常識 ライバルは“敵”ではなく共に闘う“同志”

『DREAM STAGE』が覆した芸能界の常識

 第1話ではアーティストの基礎となる体力とグループとしての結束力を、第2話では自分への自信を、そして第3話では他者から見られる自分を認識する重要性を……と、落ちこぼれボーイズグループのNAZEがたどる成長の日々を描いてきた金曜ドラマ『DREAM STAGE』(TBS系)。

 今回、第4話で突きつけられたのは、自分たちの努力とは無関係な“外からの力”にどう立ち向かうのか、という強さ。夢の舞台に立つためには、自分たちの内側を鍛えることと同じくらい、外部の圧力と対峙する力も必要になる。

「堂々と戦って勝ちたい」とまっすぐに言えるNAZEの強さ

 K-POP界を制するステップとして、日本のトップアイドルの座を狙うTORINNERとNAZE。だが、もちろん新人アーティストはこの2組だけではない。彼らの前に立ちはだかったのは、約20年にわたって日本の芸能界の中心に君臨してきた大手事務所・吉良プロダクションだ。その会長・富子(戸田恵子)が次なる切り札として力を注いでいるのが、4orceだった。

 4orceをトップへ押し上げるため、TORINNERもNAZEもまとめて排除する——それが富子会長の描いたシナリオだった。その罠に、NAZEのナム社長(ハ・ヨンス)は、あまりにも無邪気にハマってしまう。視聴者にはおなじみとなった、ナム社長のパク・ジスプロデューサー(キム・ジェギョン)への愚痴。しかし、そもそもTORINNERを見出したのがナムであり、それをパク・ジスが引き抜いたという事実は一部の人にしか知られていないこと。

 富子会長は、その“事実”を悪意ある角度で切り取り、記事化するように指示。さらに、ヨヌ(HOJIN)が少女を振り払ったように見える動画まで作って拡散させ、TORINNERは一気に追い詰められる。TORINNERとNAZEでSNSのフォロワー数を競っていたナムにとっては、ある意味で「チャンス」とも言える状況だったが、胸の奥に残る違和感は消えない。それは、NAZEのメンバーも同じだった。

「堂々と戦いたいから、TORINNERを救う」

 その思いは、誰かが命じたわけでもなくNAZEの中から自然に湧き上がったものだった。もちろん、そんな行動を取れば、もともと分が悪かった勝負に勝てる可能性はさらに下がる。それでも、この形での勝利は自分たちの望むものではないと、はっきり言い切れる。その心の強さこそが、第4話でNAZEが新たに成長したポイントだった。

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