クレール・ドゥニ監督『ガーゴイル』が4Kレストア版で蘇る 予告編&ポスタービジュアルも

『ガーゴイル』が4Kレストア版で蘇る

 クレール・ドゥニが監督を務めた2001年の映画 『ガーゴイル』が、4Kレストア版として2026年1月30日より新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

 ジャック・リヴェット、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュらの助監督を務め、19988年に『ショコラ』で長編デビューを果たし、これまで『パリ、18区、夜。』『ネネットとボニ』『美しき仕事』などを手がけてきたドゥニが2001年に発表した本作。カンヌ国際映画祭でプレミア上映された際には、途中退場者が発生し、観客2名が気絶するという事件も勃発した。

 主人公シェーン役で主演を務めたのは、『バッファロー’66』のヴィンセント・ギャロ。シェーンと同じ病に侵されるコレ役を『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』『屋敷女』のベアトリス・ダルが演じた。

 ハネムーンでパリを訪れたシェーン(ヴィンセント・ギャロ)とその妻ジューン(トリシア・ヴェッセイ)。幸せに満ちた新婚旅行にはある秘密が隠されていた。それは、かつて彼が巻き込まれた研究の副作用で、“欲望”と“暴力”が結びつく危険な衝動を抱えていることだった。同じ研究に関わり、同じ病を抱え欲望のままに暴走するコレ(ベアトリス・ダル)。街の片隅で彼女は人を襲い続け、夫のレオは彼女を守りながら孤独な日々を送っている。やがてシェーンは症状の真相を求めてコレの元を訪れるが、2人の“止められない本能”はすでに取り返しがつかない悲劇の始まりだった。

 あわせてポスタービジュアルと予告編も公開。ポスタービジュアルでは、ダルの頬を掴むギャロと、そんな彼に腕を回すダルが互いを見つめ合う瞬間が切り取られている。

『ガーゴイル4K レストア版』予告編

 予告編では、「行き場のない欲望、見捨てられた怪物たち」という言葉とともに、ギャロとダルがところどころ血まみれになっているシーンが映されている。

20251226-gargoyle-01
20251226-gargoyle-02
20251226-gargoyle-03
20251226-gargoyle-04
20251226-gargoyle-05
20251226-gargoyle-06
previous arrow
next arrow
20251226-gargoyle-01
20251226-gargoyle-02
20251226-gargoyle-03
20251226-gargoyle-04
20251226-gargoyle-05
20251226-gargoyle-06
previous arrow
next arrow

■公開情報
『ガーゴイル4K レストア版』
2026年1月30日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
出演:ヴィンセント・ギャロ、ベアトリス・ダル、トリシア・ヴェッセイ、アレックス・デスカス、フロランス・ロワレ=カイユほか
監督:クレール・ドゥニ
配給:エクストリームフィルム
2001年/フランス/フランス語/100分/カラー/R15+/字幕翻訳:橋本裕充/原題:Trouble Every Day
©MESSAOUDIA FILMS-REZO PRODUCTIONS-ARTE FRANCE CINEMA-DACIA FILMS-KINETIQUE INC.
公式サイト:gargoyle4k.com

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる