横山裕、2025年を象徴する存在に 走り続けた1年と『絶対零度』で示した信頼のかたち

横山裕、2025年を象徴する存在に

 沢口靖子主演の月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(フジテレビ系)が12月15日に最終回を迎える。

 本作は、『絶対零度』シリーズのシーズン5で、高度な情報犯罪をテーマに物語が展開している。情報犯罪といっても、犯人を捕まえるためには地道な捜査が不可欠。率先して捜査を進めていく二宮奈美(沢口靖子)をサポートしつつ、組織全体の要となっている山内徹を演じているのが、キャスト陣の中で唯一、全シリーズに出演している横山裕である。

 山内は、シーズン1〜2で主人公であった桜木泉(上戸彩)から捜査のノウハウを徹底的に教え込まれ、これから起こるとされる犯罪を未然に阻止する未然犯罪捜査班、通称・ミハンで、井沢範人(沢村一樹)らとともにさまざまな事件を解決。その後異動した捜査一課でも複数の凶悪事件を的確に解決しており、その冷静な判断力と鋭い直感が新たな組織・DICTでも必要と判断された。

 さらに第1話では、ある殺人事件の現場の被害者がシステムエンジニアということで山内が、かつての組織の先輩で、捜査一課の管理官である深沢ユウキ(丸山智己)に呼び出され、山内がこれまで大切にしてきた人脈も本作の1つのキーポイントだったことが窺えた。また、同じく第1話ラストでは山内のスマホの着信に「桜木泉」の名前が表示され、複雑な関係だった桜木・山内コンビが未だに繋がっていたことが判明し、長年のファンを安堵させ、喜ばせた。

 新シリーズでは、冷静に見えながらもどんどん突き進んでいく二宮と、彼女が得てきた手がかりをもとに、着実に捜査を進め犯人を追い詰めていく山内という冷静さと行動力を兼ね備えた名コンビが誕生。だが一方で、この山内のキャラクターから横山を知った者の中には、彼自身も仕事一筋で近寄りがたい印象を抱いた者も多かったのではないだろうか。

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