白本彩奈が熱望し叶った『絶対零度』での制服姿 高校生役で感じる役者業の“醍醐味”

沢口靖子主演ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(フジテレビ系/以下、『絶対零度』)で、物語の鍵を握る女子高生・桐谷カナを演じている白本彩奈。『最後から二番目の恋』シリーズ(フジテレビ系)や、『秒速5センチメートル』など話題作への出演が続いている彼女に、ドラマの撮影秘話や自身の学生時代のエピソード、さらには今後の目標について語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
『絶対零度』では制服の着用を自ら熱望
ーー『絶対零度』のカナは、6月まで同じ月9枠で放送されていた『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)のえりなとはまた違ったイメージの役ですね。
白本彩奈(以下、白本):そうですね。『絶対零度』のカナに関しては、「とにかく普通の女子高生を作っていきたい」と監督がおっしゃっていたので、衣装合わせのときから細かく調整して作り上げていきました。
ーー公開中の映画『秒速5センチメートル』に続いての高校生役ですよね?
白本:はい。『秒速5センチメートル』でも制服を着させていただいたんですけど、「もっと着たい!」と思っていて(笑)。もともと『絶対零度』では、制服は着ずに捨ててしまう設定だったんです。でも、あまりにも私が制服を着たかったので、監督に「着たいです!」とお願いをしました。
ーー監督はなんと?
白本:「うーん、じゃあ着とこっか」って(笑)。
ーーそんな願いが叶うものなんですね……!
白本:言ってみるものですね。制服って、限られた時間しか着られない特別なものじゃないですか。私は、高校を卒業してから制服のかわいさ?に気づき、「大切に着ていればよかった……」と後悔したんです。卒業後も制服を着ることができるのは、役者業の醍醐味です。
ーーカナは第1話の冒頭からすでにいなくなっていましたね。
白本:そうなんです! いないんです!
ーーどのような感じで撮影されているんですか?
白本:キャストのみなさんとは、本読み以来ほとんどお会いしていないです(※撮影時)。なので、みなさんがどこまで撮られているのかも全然分からなくて。でも、これはこれで新しい経験で楽しいです。
ーーカナの人物設定はなかなか斬新ですよね。
白本:高校生で、ロマンス詐欺に引っ掛かる。しかも、総理大臣の娘が……! 高校生は多感な時期なので、SNSに惑わされたり、甘い言葉に誘惑されちゃったりすることもあるんですかね。情報犯罪って、今までドラマではあまり取り上げられてこなかったテーマだと思うので、2025年のホットな話題だなと思いながら演じています。
ーー主演の沢口靖子さんとは2回目の共演になります。
白本:中学3年生のとき、『科捜研の女』(テレビ朝日系)にゲスト出演させていただいたことがあって。その時のことをどうしても沢口さんにお伝えしたくて、顔合わせ際に「『科捜研の女』にお母さんの愛人にコーヒー豆を投げつける役で出演させていただておりました!」ということだけ伝えさせていただきました(笑)。
ーー反応はどうでした?
白本:「待って、そんな衝撃的なシーンあった!?」と驚かれていました(笑)。
ーーカナとご自身の共通点はありますか?
白本:カナは、母が総理大臣、父も忙しい人で、小さいときから家族と過ごす時間が少なかった……という寂しさを抱えている女の子です。私は家族との仲はいいんですけど、ひとりっ子なので、家でひとりで過ごす時間が多かったんです。なので、カナのように小さいときからひとりでいる時間が長かった子の気持ちは理解しやすかったです。

























