Snow Man 目黒蓮、止まらぬ快進撃 『SHOGUN 将軍』で切り開く“世界基準”の現在地

目黒蓮が切り開く“世界基準”の現在地

 さらに目黒は今、続々と話題作への出演が控えている。2026年に公開予定の映画『SAKAMOTO DAYS』では主演を務め、『週刊少年ジャンプ』発の同名人気バトルアクション漫画の実写化に挑戦する。目黒が演じるのは、伝説の殺し屋・坂本太郎。殺し屋稼業から足を洗い、家族を愛する平和な日常を過ごすうちに推定体重140kgにもなる丸腹の中年男性となった坂本が、本気を出すと驚異的なスピードで痩せ細り最強の殺し屋としての片鱗を取り戻すというコミカルかつダイナミックな二面性を持つ難役だ。

映画『SAKAMOTO DAYS』超特報 【2026.GW公開!】

 一方、2026年2月公開の映画『ほどなく、お別れです』では浜辺美波とのW主演が控えている。小学館文庫小説賞で大賞に輝いた長月天音のベストセラー小説を実写化する本作で、目黒が演じるのは葬儀社「坂東会館」に勤める葬祭プランナー・漆原礼二役だ。漆原は遺族や故人に誠実に向き合う一方で、美空には毒舌交じりに厳しく接する人物だが、その冷徹さの裏に優しさを秘めた難役と言える。生と死を扱う繊細な題材だけに、持ち前の真摯さで役に向き合う目黒の演技に期待する声は大きい。

映画『ほどなく、お別れです』【2026年2月6日公開】予告①

 このように近年、特に2025年下半期の目黒は、連続ドラマから映画まで幅広いジャンルで多彩な役柄に次々と挑戦し、その表現の幅を着実に広げてきた。その背景には、Snow Manのメンバーとして培った表現力や精神力に加え、どんな役にも全力で向き合う貪欲な姿勢があるのだろう。実際、バラエティ番組やモデル活動など多方面で磨いてきたセンスが演技にも生きており、近年はファッション界からも注目される存在としてベストジーニスト賞を連続受賞するなどタレント性も際立っている。

 そんな目黒が今回身を投じる『SHOGUN 将軍』シーズン2は、まさに彼のキャリア形成に新たなページを加えるものだ。ハリウッドの大規模プロジェクトで国際的な称賛を浴びる作品への参加は、日本国内で積み上げてきた実績を引っ提げてグローバル市場へ打って出る象徴的な出来事と言える。国内で得た支持と経験があるからこそ、彼は世界に挑む土壌を手にしたのだ。『SHOGUN 将軍』への出演は目黒にとってグローバル進出への一歩となる。国際舞台と国内活動の両輪でキャリアを立体的に築きつつある目黒の卓越した表現者へと成長し続ける挑戦から、今後もますます目が離せない。

■配信情報
『SHOGUN 将軍』
シーズン1:ディズニープラスにて全話独占配信中
シーズン2:2026年1月撮影開始
エグゼクティブ・プロデューサー:ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベル、真田広之
©2025 Disney and its related entities

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる