鈴木浩介、永作博美、夏木マリ、『ほどなく、お別れです』出演へ 浜辺美波の家族役に

『ほどなく、お別れです』に永作博美ら出演

 2026年2月6日に公開される浜辺美波とSnow Manの目黒蓮のW主演映画『ほどなく、お別れです』の追加キャストとして、鈴木浩介、永作博美、夏木マリの出演が決定した。

 本作は、『神様のカルテ』を輩出した「小学館文庫小説賞」の大賞受賞作で、累計発行部数40万部を突破している長月天音の『ほどなく、お別れです』シリーズを映画化する人間ドラマ。就職活動に全敗し途方に暮れる中、とあるきっかけで葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、そんな彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーがタッグを組み、“最高の葬儀”を目指す。

 監督を務めるのは、『アオハライド』や『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、『今夜、世界からこの恋が消えても』などの三木孝浩。脚本は、岡田惠和監修のもと、連続ドラマ『ライオンのおやつ』(NHK BS)などの本田隆朗が務める。さらに、亀田誠治が音楽を担当する。

 新人葬祭プランナー・清水美空を浜辺、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二をSnow Manの目黒がそれぞれ演じるほか、森田望智、光石研、志田未来、渡邊圭祐、野波麻帆、原田泰造、西垣匠、久保史緒里、古川琴音、北村匠海らが集結した。

 鈴木、永作、夏木は、美空(浜辺美波)の家族・清水家として、葬祭プランナーの道を選んだ美空の身を案じながらもそっと見守り、支える一方で、過去のとある出来事により、それぞれが喪失感を抱えながら共に生活する複雑な役どころに挑む。

 父・清水佑司を演じるのは、三木監督作品初参加となる鈴木。「脚本を読んだときは涙が止まらなくて、『これは大変な撮影になりそうだな…』と感じましたが、じっくり丁寧に演じることができ、充実した撮影期間を過ごすことができました。この作品には、様々な家族のお別れの形が描かれており、観てくださる方それぞれに、きっと共感できるポイントがあると思います」と、繊細な役を演じることへの心境と、作品への想いをコメントした鈴木。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(2022年)以来2度目の共演で、初の夫婦役となる永作については、「永作さんが演じられると脚本の内容がリアルになるというか、どんどん引き込まれてドキュメンタリーみたいになる、本当に素敵な先輩です」と明かした。

 そして、『八日目の蝉』や『朝が来る』など、映画やドラマで様々な母親役を演じてきた永作が、佑司と共に美空を見守る母・清水美波役を演じる。悲しい過去を抱える役柄について永作は、「率直に『難しそうな役だな』と思いました。でも同時に、たくさんの人の心の機微が描かれていて、観る人の心を動かす作品になるだろうと感じました。『こうやって日々を生きる人もいるのか』と共感してもらえるように、美波の心情の揺れを丁寧に表現することを意識して演じました」とコメント。「作中では、人が亡くなってしまったり、悲しい表情をしていたりと、切ない場面も多いのですが、人が亡くなるという現実と、それをどう受け止めていくのか――観終わったあとには、きっと前を向いて歩いていこうと思えるような作品になると思います」と語った。

 さらに、美空の良き理解者であり、葬祭プランナーとして働く中で悩む美空の背中をそっと押す祖母・清水花子役を夏木が演じる。役柄について夏木は、「“粋なおばあちゃん”としての花子の姿が、画面の中でしっかり表現できていればいいなと思い演じました」とコメント。また、脚本を読んだ際に、「思わず泣いてしまった」という夏木は、「誰もがいつか向き合わなければならない“死”というテーマを、今このタイミングで映画として描くことは、とても意味のあることだと思います。若くして亡くなる方もいらっしゃいますが、この作品では、そうした“別れ”にどう向き合い、残された人たちがどう生きていくかが丁寧に描かれていて、本当に素敵な作品だと思いました。本作は、“死”という重いテーマと同時に、“生きること”をしっかり見つめる物語でもあります。生きている間に何をすべきか、どう人と関わっていくか――そうした問いかけや、登場する様々な家族の姿がこの作品の見どころです。一つ、一つの家族から、きっと色々な感情を感じ取っていただけると思います」と本作に込めた熱い想いを寄せた。

コメント

鈴木浩介(清水佑司役)

映画に出演する機会はあまり多くないので、お話をいただいたときは嬉しかったです。脚本を読んだときは涙が止まらなくて、『これは大変な撮影になりそうだな…』と感じましたが、じっくり丁寧に演じることができ、充実した撮影期間を過ごすことができました。清水家は、過去に起きたある出来事がきっかけで、少し関係がぎくしゃくしている家族。その複雑さを大切に演じたいと思いました。
三木監督の作品は今回が初めてでしたが、とても穏やかで、俳優の芝居をじっと見守ってくださる方。そのうえで、「こうあってほしい」という明確な演出があり、安心してついていくことができました。また、永作さんともご一緒できて楽しかったです。演じられると脚本の内容がリアルになるというか、どんどん引き込まれてドキュメンタリーみたいになる、本当に素敵な先輩です。
この作品には、様々な家族のお別れの形が描かれており、観てくださる方それぞれに、きっと共感できるポイントがあると思います。ぜひ、楽しんでいただけたら嬉しいです。

永作博美(清水美波役)

脚本を読んだとき、率直に「難しそうな役だな」と思いました。でも同時に、たくさんの人の心の機微が描かれていて、観る人の心を動かす作品になるだろうと感じました。「こうやって日々を生きる人もいるのか」と共感してもらえるように、美波の心情の揺れを丁寧に表現することを意識して演じました。それから、役名が“美波”なので、「(浜辺)美波ちゃんと間違えられちゃうんじゃないかな」…...いや、すみません(笑)。現場で混乱するんじゃないかなって余計な心配もしました(笑)。作中では、人が亡くなってしまったり、悲しい表情をしていたりと、切ない場面も多いのですが、人が亡くなるという現実と、それをどう受け止めていくのか――観終わったあとには、きっと前を向いて歩いていこうと思えるような作品になると思います。誰にでも必ず訪れるその瞬間について、少し立ち止まって考えるきっかけになれば嬉しいです。決して悲しいだけでなく、前向きな気持ちで受け止められる作品だと思うので、ぜひご覧ください。

夏木マリ(清水花子)

私は役をいただいた際に、そのキャラクターの“履歴書”を作るのが楽しみなのですが、花子は亥年で、過去に芸者をしていたこともあり、芸事に猪突猛進なタイプの人だなと。“粋なおばあちゃん”としての花子の姿が、画面の中でしっかり表現できていればいいなと思い演じました。脚本を読んだとき、いい話だなと、思わず泣いてしまいました。誰もがいつか向き合わなければならない“死”というテーマを、今このタイミングで映画として描くことは、とても意味のあることだと思います。私自身も最近はお葬式に出席する機会が増え、そうしたことを考える年齢になってきたと感じていたので…...。若くして亡くなる方もいらっしゃいますが、この作品では、そうした“別れ”にどう向き合い、残された人たちがどう生きていくかが丁寧に描かれていて、本当に素敵な作品だと思いました。
本作は、“死”という重いテーマと同時に、“生きること”をしっかり見つめる物語でもあります。生きている間に何をすべきか、どう人と関わっていくか――そうした問いかけや、登場する様々な家族の姿がこの作品の見どころです。一つ、一つの家族から、きっと色々な感情を感じ取っていただけると思います。

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■公開情報
『ほどなく、お別れです』
2026年2月6日(金)公開
出演:浜辺美波、目黒蓮、森田望智、光石研、志田未来、渡邊圭祐、野波麻帆、原田泰造、西垣匠、久保史緒里、古川琴音、北村匠海、鈴木浩介、永作博美、夏木マリ
原作:長月天音『ほどなく、お別れです』シリーズ(小学館文庫)
監督:三木孝浩
脚本監修:岡田惠和
脚本:本田隆朗
音楽:亀田誠治
配給:東宝
©︎2026『ほどなく、お別れです』製作委員会 ©︎長月天音/小学館
公式サイト:https://hodonaku-movie.toho.co.jp/
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