WEST. 小瀧望、役作りへの思いと俳優業への“本音” 「苦手意識を壊していきたい」

WEST. 小瀧望が語る、俳優業への“本音”

「ドラマは事前の準備と、特に瞬発力が大事」

ーー今年はミュージカルなど俳優業として躍進している印象ですが、舞台とドラマで気持ちの違いや得るものの違いはありますか?

小瀧:やはりドラマってめちゃくちゃ難しいなと思いました。舞台と違うのは稽古時間ですね。舞台やミュージカルは長いものだと2カ月間稽古することもありますが、その分何度も何度もトライして、それでも次の日にはまた感じることが違ったり。1個のことに対してどんどんトライするので自分の中に自信が生まれるのですが、一方でドラマは事前の準備と、特に瞬発力が大事な気がしています。

ーー今回のドラマ出演ではどうですか?

小瀧:ドラマ出演は約2年ぶりです。久しぶりなので不安もいっぱいで、どうしても苦手意識もあるので、それをもっと壊していきたいなと思います。ただ、“お芝居をする”という部分については舞台と何も変わらないとは思っていて、やり方とかアプローチの仕方が違うのかな、と感じます。ここでしか味わえないものとか、得られないものとかもたくさんあると思いますし、この限られた時間の中でもいろんなことを想像しながら準備して考えて、早い段階で自分に順を落とし込めるように頑張らないといけないなと思います。それに、本当に素敵なキャストの方々に囲まれてるので、いろんなことを吸収していきながらやっていきたいです。

ーー改めて本作はどんなドラマだと思っていますか?

小瀧:本当にこのドラマは会話劇で時に「まずいんじゃない?」と思われてしまうようなセリフもあるのですが、それぐらい言葉を紡ぐ、素晴らしい脚本で。いろんなキャラクターが出てくるのですが、自分の生活の範囲で見かけそうなキャラクターばかりだと思います。そして「たそがれステイツ」という3階建ての建物の住人たちの中で起こる、切なくもあり、でも本当に温かい人たちの物語は、回を重ねていくごとに皆さんの背景やそれぞれの繋がりが見えてきます。僕が演じる順はスロースタートなのですが、物語とかこのドラマの世界観にどんどん色を出してくると思うので、最後の最後まで観ていただきたいです。

ーー最後の展開はまだわからない状態ですか?

小瀧:そうですね、現時点でもどういうことがこれから起こるのかも僕もわかってないんです。でも、“明日”だってそうじゃないですか。みんな、明日も何が起こるかわからないから生きているんですよね。僕たちも最後までどんなことがお互いに起こるんだろうと感じながら、最後の最後までこのドラマの世界観の中に入って、少しでもこのドラマの役に立てたら、と思っています。

『小さい頃は、神様がいて』の画像

小さい頃は、神様がいて

岡田惠和が完全オリジナル脚本を手がけるホームコメディー。3階建てのレトロマンションに住む、3家族の住人たちの物語が紡がれる。

■放送情報
『小さい頃は、神様がいて』
フジテレビ系にて、 毎週木曜22:00~22:54放送
出演者:北村有起哉、小野花梨、石井杏奈、小瀧望、近藤華、阿川佐和子、草刈正雄、仲間由紀恵
脚本:岡田惠和
主題歌:松任谷由実
音楽:フジモトヨシタカ
演出:酒井麻衣
プロデュース:田淵麻子
制作プロデュース:熊谷理恵、渡邉美咲
制作協力:大映テレビ
制作著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
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