2025.09.22 17:30

映画ファン必修科目！　世界No.1ヒットメーカー、ジェームズ・キャメロン監督の偉業伝説

　そのキャメロンが「3作の中で最も感情的で最高の出来」と語るのが、12月19日に公開される『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』だ。

　第1作『アバター』（2009年）では、車椅子の元海兵ジェイク・サリー（サム・ワーシントン）が神秘の星パンドラに渡り、ナヴィの女性ネイティリ（ゾーイ・サルダナ）と出会い、愛と共生の物語を紡いだ。だが続編『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』（2022年）では、2人が築いた家族が人類の再侵攻に脅かされ、故郷を追われることに。愛と絆を守るための戦いは、同時に多くの喪失と犠牲を伴った。

　そして第3作『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』では、その戦いがさらに激化していく。壮大な戦闘シーンや最新のVFX表現を超えて、家族の絆、愛、別れ、そして未来への希望が観客に投げかけられることだろう。キャメロン自身が胸を張って「最も感情的」と言い切る以上、シリーズを締めくくるこの作品は、映像革命の到達点であると同時に、観客の心に深く刻まれる「心の革命」になることは間違いない。

　ここに至って、キャメロンは自らのフィルモグラフィーを総括するかのような境地に到達しつつある。『ターミネーター』シリーズの黙示録的ビジョン、『エイリアン2』の母性の物語、『タイタニック』の恋愛悲劇、そして『アバター』の環境問題と共生。これら全ての要素が、『ファイヤー・アンド・アッシュ』に集約されるのではないか。

　公開に先駆けて、『アバター』、『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』が9月26日より1週間ずつ、3Dで再上映される。この機会は単なる予習ではない。人類史上最高の作品をすでに体験した観客はもちろん、未体験の観客にとっても、それは「キャメロン映画とは何か？」を再確認する儀式となるはずだ。

　映画史を塗り替えた革命的作品を再び劇場で体験することで、観客は「スクリーンで映画を観る」という行為そのものの尊さを思い出すだろう。家庭用モニターでは決して味わえない、視覚と聴覚の総合的体験。それを提供し続けてきたのがキャメロンなのである。

　卓越した技術者であり、稀代のストーリーテラーであり、興行収入の覇者でもある“キング・オブ・ザ・ワールド”、ジェームズ・キャメロン。『タイタニック』で世界を泣かせ、『アバター』で世界を驚嘆させた彼は、『ファイヤー・アンド・アッシュ』で再び観客を心の奥底から揺さぶろうとしている。

「アバター」2作品振り返り特別映像｜『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』公開記念「アバター」１＆２連続3D上映決定！9月26日（金）～

『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』
12月19日（金）日米同時公開
監督・製作・脚本：ジェームズ・キャメロン
製作：ジョン・ランドー
出演：サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナほか
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト：https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar3