ディーン・フジオカ、『ちょっとだけエスパー』出演決定 腕っぷしの強いおバカキャラに

『ちょっとだけエスパー』ディーン・フジオカ

 10月21日よりテレビ朝日系で放送がスタートする大泉洋主演ドラマ『ちょっとだけエスパー』にディーン・フジオカが出演することが決定した。

 本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う、完全オリジナルのSFラブロマンス。テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる大泉が、会社をクビになり、家族も、貯金も、何もかもを失った“どん底サラリーマン”の主人公・文太を演じる。また、大泉演じる主人公・文太と夫婦生活を送ることになる謎の女性・四季役で宮﨑あおいが13年ぶりに民放連ドラに出演する。

 脚本を手がけるのは、『アンナチュラル』(2018年/TBS系)、『MIU404』(2020年/TBS系)、『海に眠るダイヤモンド』(2024年/TBS系)、映画『ラストマイル』(2024年)などの野木亜紀子。テレビ朝日の連続ドラマで脚本を手がけるのは、本作が初となる。

 野木が脚本を手がけた映画『ラストマイル』(2024年)にも出演したディーンが演じるのは、文太の仲間になる“ちょっとだけエスパー”の1人、桜介。普段は花屋としての顔をもつ桜介の能力は“花を咲かせる”こと。つぼみの状態でも桜介がなで回すと花が咲く、“花咲か系エスパー”なのだが……咲かせたところで役に立たない。自他共に認めるミソっかすメンバーだ。

 そんな文太や桜介ら、ちょっとだけエスパーに与えられたミッションは世界を救うこと。はたして、花を咲かせる能力で、どうやって世界を救うのか。このエスパーについて、ディーンは「景気がいいなと思いました(笑)」とニッコリ。「花って綺麗なだけではなく、詩的で象徴的なもの。花束を贈ったり、花言葉だったり、そういうポエトリーなものの命を操る役柄、風流だなと思いました」と語った。

 腕っぷしの強い、少々おバカなキャラクターということで、いわゆる“おディーン様”からは大胆イメチェンとなる役柄。黒髪の短髪、ヒゲ、筋肉質という桜介のイメージに近づくために、「プロデューサーに『鍛えてこい』『日焼けしてこい』と指示を受けたので、日焼けサロンの会員になりました。“平成ギャルコース”に通っています(笑)」と役作りについて明かしている。

 そんなディーンほ本作について、「すごく景色が浮かんでくるし、まるで小説を読んでいるみたい。とにかく次が楽しみで、読み応えがある脚本だなと思いました」と語った。

 なお、9月9日から毎週火曜に新キャストが発表されることに。大泉は次に発表されるキャストについて、「私はこの方のファンと言ってもいい! 以前この方が出演されている映画を見て涙しました。そしてこの方は歌が上手です。しかも僕は彼の歌をイベントで歌ったことがあるんです」と“ちょっとだけ”ヒントを出している。

 またTVerでは、絶賛撮影中のドラマの本編映像を使用した30秒ティザーが公開中。さらに、大泉と宮﨑のインタビュー、ポスター撮影のメイキング動画もYouTubeとTVerで公開されている。

ディーン・フジオカ(桜介役)コメント

本作の出演オファーを受けた際の気持ちや脚本を読んだ感想

お話をいただいたのは確か1年前…ちょうど映画『ラストマイル』が公開された後くらいだったと思います。だから野木さんの脚本でまたお芝居ができるんだと、すごくワクワクしました。
最初に脚本を読ませていただいたとき、すごく景色が浮かんでくるし、まるで小説を読んでいるみたいだなと思いました。とにかく次が楽しみで、読み応えがあるんです。自分が桜介というキャラクターを演じるという目線以前に、『ちょっとだけエスパー』の世界に引き込まれました。
みんな日常を生きていく中で仕事をしているじゃないですか。自分がやりたいことじゃないと続かないし、「ありがとう」って言ってもらえるから頑張れる部分もあると思うんです。仕事って人生においてすごく絶妙なバランスで存在するものだと思うんですが、この作品では、そんな仕事として“ヒーロー”をやる…その落とし込み方がすごく絶妙だなと思って、楽しく読ませていただきました。

桜介をどういうキャラクターだと捉えたか、“なで回して花を咲かせる”能力について

桜介は軽口をたたきまくるキャラクターです。でもアホなことをたくさん言いながらも、大事なことは背中で語る、その姿勢で生き様まで見せる…そのバランスが魅力的なんです。
「とりあえず花、咲かせとく?」という桜介の能力を最初に知ったときは、景気がいいなと思いました(笑)。花ってキレイじゃないですか。でもそれだけではなく、花束を人に贈るとか、花言葉というものが存在したり…象徴的で詩的な意味合いももっているんですよね。桜介はそんなポエトリーな花というものの命をちょっとだけ操る役柄でもある。すごく風流だなと思いました。

役作りのためにしていること

プロデューサーから「とりあえず鍛えてこいと、そして日焼けしてこい」と指示を受けたので、とりあえず日焼けサロンの会員になりました。“平成ギャルコース”というプランに通っています(笑)昭和と令和をつなぐ“平成ギャル男・桜介”を目指しています(笑)。

現場の雰囲気

もうとんでもないですよ! 日々、撮影現場は爆笑の渦です。大泉さんを筆頭に、全然違うタイプの魅力的なキャストがそろっているなと実感しています。みんな本当に面白いんですよ。
先日、泊まりのロケがあったんですが、みんなで食事しながらたくさんお話したんです。お酒も入ってしょうもない話で盛り上がりました。僕は大泉さんをリスペクトしているので「三代目 洋SOUL BROTHERSを襲名させてほしい」とお願いしたら、二代目は誰なんだという話になりました(笑)

自身にとってヒーローと言える存在は?

ヒーローといえばリーダーシップが必要だと思うんですが、それだけじゃないとも思うんです。弱さに気づける視点を持っていたり、“強く、優しい人”がヒーローなのかなと思います。
そういえば自分が生まれた福島県須賀川市は、ジャパニーズ・ヒーロー代表・ウルトラマンの生みの親・円谷英二さんの町でもあります。地球の平和を守って、3分で帰っていくという、ある意味“ちょっとだけヒーロー”だなとも思います。

実際にエスパーになれるとしたらどんな能力がほしいか

“時間を操る”力にはすごく興味があります。動画を見るときに、2倍速だと何を言っているかわからないから1.5倍速にする、というスピード感に慣れてしまっている人たちに合わせて、ドラマのセリフ回しも「0.8倍速でお願いします」とか(笑)。時間を巻き戻してみたいし、早送りもしてみたい。スローモーションにしたら、やたらとドラマチックに見えるミュージックビデオみたいに感じられるのかな…とか、時を操れたら、いろんな楽しみ方ができそうですよね。

放送を楽しみにしている視聴者へメッセージ

10月21日から始まります『ちょっとだけエスパー』毎日朝から晩まで頑張っています。チームみんなの熱意と創意工夫の込められたこの作品を通して、皆さんにとって人生のちょっとした息抜きになったり、新しいことを始めようという“気づき”をもっていただけたら…。
“もしちょっとだけエスパーになれたらどんな能力が欲しいかな?”と自分に問いかけながらこの作品を見ていただき、あなただけの色の花を咲かせてください。みんなで『ちょっとだけエスパー』を盛り上げていきましょう! 乞うご期待!

■放送情報
『ちょっとだけエスパー』
テレビ朝日系にて、10月21日(火)スタート 毎週火曜21:00~21:54放送
出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ
脚本:野木亜紀子
監督:村尾嘉昭(TBSスパークル)、山内大典(共同テレビ)
エグゼクティブプロデューサー):三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、和田昂士(角川大映スタジオ)
音楽:髙見優、信澤宣明
制作協力:角川大映スタジオ
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
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