『風、薫る』三浦貴大の母親役に根岸季衣 「出演できるのが、ありがたくうれしいです」

『風、薫る』三浦貴大の母親役に根岸季衣

 2026年度前期(東京制作)NHK連続テレビ小説『風、薫る』に根岸季衣が出演することが発表された。

 朝ドラ第114作目となる本作は、医療看護の世界に新たな風を起こした大関和と鈴木雅の二人のトレインドナースをモチーフに描くバディドラマ。同じ看護婦養成所を卒業した二人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディ”になって、まだ見ぬ世界を切り拓いていく。

 主人公・一ノ瀬りんを見上愛、“最強のバディ”となるもう一人の主人公・大家直美を上坂樹里が演じる。

 脚本は、『あなたのことはそれほど』(TBS系)、『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)、『くるり~誰が私と恋をした?~』(TBS系)の吉澤智子が担当する。

 根岸季衣が演じるのは、亀吉(三浦貴大)の母・奥田貞。したたかで商売熱心な女性で、亀吉と共に家業を支える。

根岸季衣(奥田貞役)コメント

『風、薫る』出演への意気込み

私の母は現在95歳で健在で、自分の身の回りだけでなく週末には2世帯住宅の孫夫婦の昼食を作ったりと、元気いっぱいに過ごしてくれています。週1回通っているケアセンターではいくつか並んでいるテレビが一斉に朝ドラを放送しているらしく、私が「今度、朝ドラ出るよ」と伝えたら、「今から放送を楽しみにしています。これ以上の親孝行はない」と私も出演できるのが、ありがたくうれしいです。

連続テレビ小説への出演

『ハイカラさん』
まだ収録がとてものんびりとした時代で、スタッフ、キャスト共、家族のように過ごしました。

『澪つくし』
ヒロイン沢口靖子さんを厳しく躾けるきつい役でした。後半には店のために自分の恋心を犠牲にする献身的な役でもあったのですが、どうもイジメ役の印象が強かったようで、切ないシーンを覚えていてくださっている方が少ないのが残念です。

『天うらら』
お隣の仲の良い奥さんが原日出子さんで、初共演だったのですが、私が夫の病気を打ち明けるシーンで背中を摩ってくれる、その手が温かくて優しくて感動しました。お隣のお婆様は池内淳子さんで「お酒召し上がるんですか?」とお尋ねしたら「もう一生分呑んだ」と仰ったその言葉が今、身に沁みています。

『梅ちゃん先生』
私が参加した中盤頃には、もう梅ちゃんの家族はしっかりチームが出来ていて、とても仲良しな、いい感じでした。私は家族の一員であるミムラさんの姑役だったので、そこに馴染めない感を楽しくやらせていただきました。

『まれ』
ヒロインの太鳳さんがとても可愛くて、私のライブに彼女が来てくれたらバンドのメンバーが皆んなファンになっちゃいました。震災前の能登にロケで行けたので目に焼きついている元気な街並みを思い出しながらまた復活されるよう祈っています。

看護に関わる仕事との接点や思い出などについて

看護師さんではないのですが、出産のとき、偶然2度とも同じ助産師さんで我儘とパニックで大変な状況に根気良く付き合ってくださる助産師さんの仕事に本当に感謝と尊敬の気持ちで一杯でした。30年前、前夫がガンで亡くなったときには担当の看護師さんから心のこもったお手紙を頂戴しました。

栃木県那須地域(大田原市)の印象等について

那須は同じ事務所だった織本順吉さんがお住まいだったので、事務所のマネージャー達と BBQしにお邪魔したりしました。近くにいい温泉がいっぱいあるので、先に一風呂浴びてからのBBQは最高でした。近くでロケのあった時、大先輩をアッシーにして、ちょっと車で走ってご馳走になった帰りに吹雪いたときは怖かったです。

■放送情報
2026年度前期 NHK連続テレビ小説『風、薫る』
NHK総合にて、2026年春~放送
出演:見上愛、上坂樹里
作:吉澤智子
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
制作統括:松園武大
プロデューサー:川口俊介
演出:佐々木善春 橋本万葉ほか
写真提供=NHK

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