『初恋DOGs』に漂う“韓ドラ”的な質感と清原果耶らの化学反応 愛犬たちの名演にも注目

成田自身、これまで『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)、『降り積もれ孤独な死よ』(読売テレビ・日本テレビ系)などシリアスな作品への出演が多く、久しぶりの恋愛ドラマへの出演は新境地といえそう。恋愛モードの成田が我々をどのようにキュンキュンさせてくれるのか、期待は膨らむばかりだ。
そんな2人と三角関係を繰り広げるのは、ナ・イヌ扮するウ・ソハ。188cmの高身長と抜群のルックスを持つ韓国の御曹司で、“ある使命”を持って日本にやってきた謎めいたキャラクターだ。
演じるナ・イヌは、2024年に配信されたAmazon Original『私の夫と結婚して』で日本でもブレイク。主人公ジウォン(パク・ミニョン)の上司役で、甘さと頼もしさを兼ね備えた演技を見せ、“癒し系イケメン”としてファンから絶大な支持を得ている。

本作では、ナ・イヌがチャーミングな日本語を披露。第1話ではまだまだ距離がある愛子とソハだが、これから距離が縮まったとき、韓国人俳優が日本語を話す“独特の愛らしさ”が視聴者の心を打ち抜くはず。ナ・イヌらしい人懐っこい笑顔は健在で、韓国ドラマを字幕で観るのとはまた違う、彼の新たな魅力が味わえそうだ。
そして注目すべきは、愛犬たちの演技力。成田が制作発表で「(将軍は)そろそろ、たぶん喋ります」と語っていた意味が、第1話を観るとよくわかる。2匹が恋に落ちる瞬間の芝居は、まさに名演。互いに見つめ合う表情、立ち姿からすべてが伝わり、「あなたたち、恋してるのね」と胸が温かくなる。動物好きはもちろん、そうでない人にも「犬のお芝居がすごいから観てほしい」と訴えたくなる、“魅せる”演技は必見だ。

第1話鑑賞後に残ったのは、「これは韓国ドラマなのか? それとも日本のドラマなのか?」という不思議な感覚。韓国漫画を原案に、『中学聖日記』(TBS系)、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)などの脚本家・金子ありさが紡ぐ物語は、韓国ドラマと日本ドラマが融合した新たなエンタメに仕上がっており、この新感覚が3カ月続くと思うとワクワクする。
さらには深田恭子がドッグカフェ店長役でキーパーソンとして登場するほか、萩原利久、宮澤エマ、なだぎ武、野呂佳代、岸谷五朗ら、“なぜか気になるキャラクター”を演じる名手たちが物語を盛り上げる。

「野呂が出る作品にハズレなし」
どうやら今作でも、そのジンクスが崩れることはなさそうだ。
TBSドラマチームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONが初の共同制作を務める、愛犬同士の一目ぼれから始まるラブストーリー。離婚訴訟を専門に手掛ける敏腕弁護士・愛子、獣医・白崎快、韓国からやって来た御曹司ウ・ソハの奇妙な三角関係が描かれる。
■放送情報
火曜ドラマ『初恋DOGs』
TBS系にて、7月1日(火)スタート 毎週火曜22:00〜22:57放送
出演:清原果耶、成田凌、ナ・イヌ、萩原利久、宮澤エマ、なだぎ武、野呂佳代、永瀬莉子、NOA、円井わん、坂井真紀、深田恭子、岸谷五朗
原案:『DOG한 로맨스』(Studio TooN・LINEマンガ連載中)
脚本:金子ありさ
演出:岡本伸吾、ノ・ヨンソプ、伊東祥宏
プロデューサー:宮﨑真佐子、荒木沙耶、車賢智
協力プロデューサー:キム・ギョレ
共同制作:STUDIO DRAGON
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/hatsukoi_DOGs_tbs/
公式X(旧Twitter):@hatsukoi_dogs
公式 Instagram:hatsukoi_dogs
公式TikTok:@hatsukoi_dogs






















