『べらぼう』誰袖&意知がついに心が通い合う 福原遥「うれしい幸せなシーンでした」

毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に出演中の福原遥、宮沢氷魚のコメントが公開された。
本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(横浜流星)を主人公とした笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマ。舞台は、文化隆盛の江戸時代中期。蔦重は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見出し、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽”を世に送り出す。日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても“面白さ”を追求し続ける。
主人公・蔦屋重三郎役で横浜流星が主演を務め、『おんな城主 直虎』(NHK総合)、『大奥』(NHK総合)などの森下佳子が脚本を手がける。
福原が演じているのは、吉原の新興勢力・大文字屋の女郎、誰袖。禿上がりの振袖新造の時には「かをり」と名乗り、蔦屋重三郎に一方的な恋心を抱いていたが、その想いはやがて……。そして成長し、吉原を代表する花魁となる。その後、老中・田沼意次(渡辺謙)の“懐刀“ともいえる勘定組頭を務めていた幕臣・土山宗次郎(栁俊太郎)に莫大な金額で身請けされ、江戸中にその名を広めることとなる。しかし、その金の出どころについてある疑惑が生まれ、やがて吉原と江戸幕府、そして蔦重と誰袖の人生を揺るがす大事件へと発展していく……。
宮沢が演じているのは、田沼意次の嫡男・田沼意知。田沼権勢の象徴として、若くして意知は若年寄に昇進、異例の出世をとげる。意次が着々と実行してきた改革を、より推進し、政治的手腕を発揮、蝦夷開発にも積極的に携わっていく。また、江戸の町を度々見聞するなど好奇心旺盛な一面も持つ。父・意次の正統な後継者と思われていた矢先、江戸城内で予期せぬ事件に巻き込まれてしまう……。
第25回ではついに誰袖と意知、2人の心が通い合うシーンが描かれる。福原は誰袖の意知への想いについて「誰袖はもう会った瞬間から一目ぼれで、『この人だ!』って、まっすぐな思いで好きになったと思います」と分析。さらに「今回のシーンでやっと意知の本当の気持ちが分かって、自分のことを大事に思ってくれているんだなっていうのを感じられて、すごくうれしい幸せなシーンでした」と撮影時の感動を明かした。
一方、宮沢は意知の誰袖への気持ちの変化について「初めて会ったときは、『何者なんだろう』っていう、めちゃくちゃ頭は切れるし、直感もすばらしいけど、ちょっとした恐怖を感じていたと思います」と初対面の印象を語り、「でもやっぱり一緒にいる時間が長くなればなるほど、どんどん惚れ込んでいって、最終的には身請けする覚悟をするところまで、誰袖に対する愛情が大きくなっていく」と役の心情の変化を説明。また、誰袖を守る決意について「彼女を守ってあげたいというか、こんな危険な状況に置いているのは自分で、でもそこから彼女を救い出せるのも自分しかいないって、たぶんあの瞬間に気付いたと思います」と意知の複雑な心境を表現した。
福原遥(誰袖役)コメント
「袖に寄する恋」のシーンについて
もともと意知にずっと好意を持っていて、身請けもしてもらいたいっていうのももちろんありますが、ずっとアタックはしているけど意知からの返事があまり感じられず、ちょっとモヤモヤさみしい気持ちでずっといたので、今回のシーンでやっと意知の本当の気持ちが分かって、自分のことを大事に思ってくれているんだなっていうのを感じられて、すごくうれしい幸せなシーンでした。
誰袖の意知に対する気持ちについて
誰袖はもう会った瞬間から一目ぼれで、「この人だ!」って、まっすぐな思いで好きになったと思います。そこから意知さんのいろんな部分が垣間見えてきて、すごく芯がしっかりしていて、筋が通っていて、凛としていて、包容力があって優しく包み込んでくれるようなどっしりとした意知さんに惹かれていったんだと思います。
宮沢氷魚(田沼意知役)コメント
意知の誰袖への気持ちの変化について
初めて会ったときは、「何者なんだろう」っていう、めちゃくちゃ頭は切れるし、直感もすばらしいけど、ちょっとした恐怖を感じていたと思います。身請けをただ求めているだけなのかなと。でもやっぱり一緒にいる時間が長くなればなるほど、どんどん惚れ込んでいって、最終的には身請けする覚悟をするところまで、誰袖に対する愛情が大きくなっていく。
ふと見せる強がっている瞬間っていうのは意知は気づくんですよね。(松前家の)ご家老がもう一回花魁を呼んでくれって言って、もう抜荷の証しもあるし琥珀も手に入ったんですけど、それでも疑われては困るからって実際に行く誰袖の後ろ姿を見たときに、彼女を守ってあげたいというか、こんな危険な状況に置いているのは自分で、でもそこから彼女を救い出せるのも自分しかいないって、たぶんあの瞬間に気付いたと思います。
意知と誰袖が触れ合うシーンについて
膝枕もそうですし、初めて誰袖としっかり触れ合う瞬間だったので、物理的に体が近づくことによって、2人の想いが近づいていくというのは演じていて感じました。
単純に恋愛をしている描写がたくさんあったので、演じていてすごく楽しかったです。
■放送情報
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』
NHK 総合にて、毎週日曜20:00〜放送/翌週土曜13:05〜再放送
NHK BSにて、毎週日曜18:00〜放送
NHK BSP4Kにて、毎週日曜12:15〜放送/毎週日曜18:00〜再放送
出演:横浜流星、小芝風花、渡辺謙、染谷将太、宮沢氷魚、片岡愛之助
語り:綾瀬はるか
脚本:森下佳子
音楽:ジョン・グラム
制作統括:藤並英樹
プロデューサー:石村将太、松田恭典
演出:大原拓、深川貴志
写真提供=NHK


























