『ガンダム』新機体登場の名シーンといえば? 『ジークアクス』の“新主人公機”が衝撃すぎた

『ガンダム』新機体登場の名シーンといえば?

 意外なモビルスーツが次々登場することによって、大きな話題を呼んだアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(ジークアクス)。これまでの『ガンダム』シリーズでも、新たな機体が登場するシーンはいつも大きな見せ場となっていたため、いわば“伝統芸能”と言えるだろう。

 今回はそんな同シリーズを振り返り、さまざまな新機体登場の名シーンについて紹介していきたい。

『機動戦士ガンダムSEED』絶体絶命の窮地を救ったフリーダムガンダム

新たなる希望の剣 | 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM | Netflix Japan

 2002年から2003年にかけて放送された『機動戦士ガンダムSEED』では、新機体が戦場に現れて“無双”するという王道の展開が描かれていた。第33話「舞い降りる剣」、フリーダムガンダムのお披露目回だ。

 地球連合軍の強襲機動特装艦「アークエンジェル」はアラスカ本部の守備隊に任命されるが、そこに敵軍のザフトが押し寄せてくる。実は彼らは捨て駒にされており、基地ごと爆破するというのが連合軍本部の策略だった。

 モビルスーツに囲まれて集中砲火を受けながら、味方の増援も期待できない……というまさに絶体絶命の状況。「アークエンジェル」の目の前に敵の銃口が突き付けられたそのとき、行方不明だった主人公キラ・ヤマトの乗ったフリーダムガンダムが空から舞い降りてくる。

 「なんだ!?」「あのモビルスーツは!?」と周囲がざわつくなか、背中の翼を大きく広げたフリーダムガンダムは、圧倒的な火力によってザフト兵たちのモビルスーツを蹴散らしていく。挿入歌としてT.M.Revolutionの「Meteor -ミーティア-」が流れ出すことも印象的で、大きな盛り上がりを演出していた。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』名ゼリフを生んだνガンダム

 さまざまな機体を乗り換えたアムロ・レイが最後に乗った機体、それがνガンダムだ。その活躍シーンは多くはないものの、鮮烈な印象を残した。

 登場作品は、1988年に公開されたアニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』。富野由悠季監督がアムロとシャアの因縁に決着をつけた記念碑的な作品で、その終盤でアムロが自ら基礎設計した機体としてνガンダムが出てくる。

 大まかな話の流れとしては、新生ネオ・ジオン軍の総帥となったシャアが、核兵器と小惑星アクシズを手に入れ、それを地球に落とすことを計画。そこでシャアの思惑を阻止するため、アムロたちロンド・ベル隊の面々が立ちはだかる……という展開だ。

 戦場に繰り出したアムロとνガンダムは、クェスのα・アジールとギュネイのヤクト・ドーガに迫られ、多勢に無勢の戦いを強いられる。しかしそんな難局を軽々あしらって突破し、シャアの乗ったサザビーとの交戦を始めるのだった。2人は高性能な機体を活かした白熱の戦いを繰り広げ、モビルスーツ同士の殴り合いという名シーンも描かれている。

 なお、激闘の裏でロンド・ベル隊はアクシズを爆破することに成功するが、その半分が地球の引力に引かれて落下を始めてしまう。そこでアムロはアクシズの進路にνガンダムで立ちふさがり、大気圏突入を防ごうとする。当然モビルスーツ1機に可能な芸当ではないため、シャアは愕然とするのだが、アムロは「νガンダムは伊達じゃない!」と言い放つ……。あまりに有名な名ゼリフだ。

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