宮野真守ら実力派声優が競演! 『ちはやふる』“アニメ版の魅力”をドラマ放送の前に予習

ドラマ放送の前にアニメ『ちはやふる』を予習

 7月期ドラマ『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系)の放送開始に先駆け、TVerでアニメ『ちはやふる』シリーズの配信が始まった。6月11日12時から毎日1話ずつ順次配信され、第2期は7月6日から、第3期は7月31日から配信される。

 そこで今回はドラマ版の放送が始まる前に、アニメ『ちはやふる』の魅力や見どころについて紹介していきたい。

 あらためて『ちはやふる』の内容を振り返っておくと、原作は末次由紀が『BE・LOVE』(講談社)で連載していた同名マンガ。累計2,900万部を突破しており、2009年の「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!2010」のオンナ編1位などに輝いている。

『ちはやふる2』©末次由紀/講談社・VAP・NTV

 作品の題材となっているのは、百人一首の書かれた札を取り合う「競技かるた」だ。主人公の綾瀬千早は小学生の頃、競技かるたの名人を目指す転校生の綿谷新と出会う。そして幼なじみの真島太一も含めた3人でかるたに打ち込む日々を送ることに。

 しかしある時、新が転校することになってしまい、いつか全国大会で会おうと約束するのだった。それから舞台は数年後に移り、高校生になった千早はかるた部を立ち上げ、仲間たちと切磋琢磨して腕を磨いていく……。

 同作にはさまざまな見どころがあるが、まず注目したいのはかるたの対決シーンだ。競技かるたの世界はあまり一般に知られていないが、同作ではそのルールや競技性をわかりやすく描写。全感覚を研ぎ澄まし、1対1で白熱した戦いを繰り広げる様子を、ダイナミックに描いている。

 たんに素早く札をとるだけでなく、札の配置や「送り札」といった戦略性のある要素も出てきて、競技かるたが奥の深い世界であることが伝わってくる。また、千早が生まれ持った聴覚の鋭さを武器にしているように、登場人物たちがそれぞれ個性的な戦い方を見せるのも面白いポイントだ。

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