長澤まさみ、デビューから変わらない活動の軸 「おもしろいものを作れたらそれでいい」

「お客さんが楽しんでくれることをやりたい」
ーー劇中では“人形に依存する”という描写も印象的でした。長澤さんご自身が依存してしまうものはありますか?
長澤:うーん……スマホですね(笑)。
ーーそうなんですか? ちょっと意外です。
長澤:私にとって、一番怖い存在かもしれません(笑)。SNSも見ますし、漫画も読むし、動画も見るし、ウェブのニュースも全部スマホで読むので、依存しているかもしれませんね。だから意識的にデジタルデトックスするようにもしています。家ではできるだけ別のことをして、手放すように。
ーーChatGPTやAIも活用されていると伺いました。
長澤:そうなんですよ(笑)。新しいものは好きですね。おもしろいものにはすぐ飛びつきます(笑)。アートも映画も好きですし、日常の中でも感性を育てていきたいという気持ちが常にあります。
ーーそういえば先日、『ナミビアの砂漠』を観に行かれたことをInstagramにアップされていましたね。
長澤:そうなんです。滑り込みで友人と観に行ったら、ちょうど山中瑶子監督とゆっきゅんさんのトークショー付きの上映で。偶然だったんですけど、ラッキーでした。
ーーお忙しい中でも映画館に足を運ばれるんですね。
長澤:時間があるときは映画館によく行きます。最近はあまり行けていませんが、観ることでやっぱり刺激をもらえるし、学ぶことも多いので。
ーー2025年にデビュー25周年を迎える長澤さんですが、デビュー当時から変わったこと、変わらないことがそれぞれあるかと思います。
長澤:変わらないのは、「お客さんが楽しんでくれることをやりたい」という思いですね。基本はそこだけです。年齢とともに演じる役柄は変化してきましたが、ありがたいことにおもしろい役に恵まれていて。だからこそ、自分が興味あること、感性をどう育てていくかを大事にしていきたいと思っています。
ーー最後に、今後の展望についても聞かせてください。
長澤:海外の人と一緒に仕事をすることもまた挑戦できたら嬉しいです。言語が違っても、芝居は通じるものがあると実感してきたので。でも、最終的には「おもしろいものを作れたらそれでいい」というのが変わらない軸です。これからも、自分の気持ちに素直に、そのときどきで楽しみながら作品に取り組んでいけたらと思っています。
■公開情報
『ドールハウス』
全国公開中
出演:長澤まさみ、瀬戸康史、田中哲司、池村碧彩、本田都々花、今野浩喜、西田尚美、品川徹、安田顕、風吹ジュン
原案・脚本・監督:矢口史靖
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。「形」(ユニバーサル ミュージック)
配給:東宝
©2025 TOHO CO.,LTD.
公式サイト:https://dollhouse-movie.toho.co.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/dollhouse_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/dollhouse_movie
■書誌情報
『映画ノベライズ ドールハウス』
発売中
著者:矢口史靖、夜馬裕
価格:770円(税込)
出版社:双葉社
https://amzn.asia/d/fhUNFAR
『映画コミカライズ ドールハウス』
発売中
著者:矢口史靖、凸ノ高秀
価格:858円(税込)
出版社:双葉社
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