片山友希&伊藤万理華、夜ドラ『いつか、無重力の宙で』出演決定 天の声役で柄本佑も

片山友希&伊藤万理華、『無重力の宙で』出演

 木竜麻生と森田望智が共演するNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』に片山友希、伊藤万理華が出演、柄本佑が天の声(語り)を務めることが発表された。

 本作は、NHKの特集ドラマ『高速を降りたら』にてデビューを果たし、『クラスメイトの女子、全員好きでした』(読売テレビ・日本テレビ系)などの武田雄樹が脚本を務める“2度目”の青春ドラマ。ごくごく普通の30代女性たちが、いつの間にかそっと手放した“夢”を、仲間と共に拾い直す模様を描く。

 主人公・望月飛鳥を木竜麻生、日比野ひかりを森田望智が演じる。

 片山が演じるのは、飛鳥、ひかりと共に宇宙を目指す天文部の仲間・水原周。食品メーカーで営業職についている。高校時代から、「これがしたい!」という夢や目標がはっきりある方ではなく、恋人や友人たちの夢を応援することが自分の役割だと感じている。

 伊藤が演じるのは、同じく天文部の仲間・木内晴子。地元の市役所に勤めている。無愛想だが、根は優しい。細かいことによく気が付く。真面目で堅実な合理主義だが、好きなものにはロケットのようにまっすぐ突き進む豪快さも持ち合わせている。学生の時に妊娠し、現在は小学生の息子をもつシングルマザーに。息子が将来好きなことをまっすぐ追いかけられるよういまは息子の教育に力を入れている。

 柄本は天文部の4人を見守る「天の声」として本作の語りを担当する。

コメント

片山友希(水原周役)

『ブギウギ』以来、NHK大阪でまたお芝居ができるのがとってもうれしいです。台本を読んで私が演じる周は喜怒哀楽を素直に人に伝えられる人だと感じました。楽しかったら楽しいし、悲しかったら悲しいし、ムカついたら怒る。表情豊かにお芝居をしたいと思いました。学校を卒業するとそれまで入っていた「枠」がなくなり、それぞれの人生を歩んでいくんだと私自身も実感しています。だけど社会人になってもママになってもあの頃のみんなに会えば戻るよな、そうそう、女の子ってずーっとしゃべってるよな、なんてドラマを見ながら思い出して一緒に楽しんでいただければうれしいです。 

伊藤万理華(木内晴子役)

最近、学生時代に仲良くしていた友人と十何年ぶりに再会することがありました。 
会えなかった時間でのそれぞれの環境の変化を話しながらも、変わらないねっと言い合って、なぜか安心したのです。そんな瞬間がこの天文部4人と重なって、すごく緊張するのに、会いたくてたまりません。 
晴子は宇宙が好きすぎる実直で堅物なキャラクターです。そんな学生時代を経てシングルマザーとして生きる晴子を演じます。多少の諦めも大人になることのひとつだ。でもどこかでそれを言い訳にしていたのかもしれないな、と脚本を読んでいて自分のことを振り返りました。変わらないことも変わったことも受け入れて、今を精いっぱい生きる人たちの毎夜の少しの楽しみになりますように。 

柄本佑(天の声)

先日1回目の声録りがありました。いやぁとっても面白い! ドラマ内においてナレーションのみでの参加は初めてですが、飛鳥たちを見守りながら、でも決して近づき過ぎることなく、常に良い距離感を、、、などなどたくさん考えることがあり新鮮な難しさと楽しさを感じています。天の声で彼女らをよりすてきに彩れるよう頑張ります。

南野彩子(プロデューサー)

ついに天文部の4人がそろいました!4人が学生時代を過ごした部室にて、彼女たちの姿をお披露目できてうれしいです。皆さんお互いに初共演ということでしたが、4人の関係性を愛情たっぷりに築いてくださっていて、「ずっとこの4人を見ていたいなぁ…」と自然と頬が緩んでしまう、可愛くて楽しい4人組になっております。 
今回新たに発表した片山さん演じる周(あまね)は、思ったことをポンポン口にする軽快さがとても気持ちよく、一方で友情を誰よりも重んじて不器用に皆と向き合おうとする姿がとても愛おしい人物となっています。片山さんは本当に魅力的な表情をされる方で、「この4人で一緒にいる時間が大好きなんだなぁ」と、今この瞬間に対する愛おしさがにじみ出ているように感じます。友人に思いが届かなかった時の寂しさや悔しさ、それが伝わったときのうれしさ、くるくると変わる周の表情に心がぐっと掴まれる日々です。 
また伊藤さん演じる晴子は、とにかく宇宙への愛が重くて深くて、でも守るべき家族がいるからこそ、学生時代のように好きなものをただまっすぐに追いかけられない現実がある。私は伊藤さんの、好きなものに対して120%の愛情を注ぐお芝居が大好きです。しかし、今回はそんな熱い思いに蓋をして生きてきたのが伊藤さん演じる晴子です。晴子を通して、これまでとはまた違った表情を見ることができ、驚かされるのと同時に胸が熱くなっています。片山さんは連続テレビ小説『ブギウギ』、伊藤さんは土曜ドラマ『パーセント』以来、大阪局におかえりなさい!ということもあって、お二人は関西ことばのお芝居にて、柔らかくウキウキする地元感を光らせてくださっています。 
そして、4人を見守る「星」のような存在として、柄本佑さんに語りをお願いしました!大人になって飛鳥たちが飲み込んでしまう言葉を、代わりにぽろっとしゃべってくれる天の声。時につっこんで、時に寄り添って、柄本さんの優しい声で物語を包んでいただきます。遠いけど近い、宇宙の物語。ぜひ楽しみにお待ちいただければ幸いです。

■放送情報
夜ドラ『いつか、無重力の宙で』(全32話)
NHK総合にて、9月8日(月)スタート 毎週月曜から木曜22:45~23:00放送
出演:木竜麻生、森田望智、片山友希、伊藤万理華ほか
天の声(語り):柄本佑
脚本:武田雄樹
制作統括:福岡利武
プロデューサー:南野彩子
演出:佐藤玲衣、盆子原誠、押田友太
写真提供=NHK

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