阿部顕嵐と阿久津仁愛が感じる“BLドラマの影響” ワールドワイドな応援は「素直に嬉しい」

阿部顕嵐と阿久津仁愛が感じるBLドラマの影響

 阿部顕嵐と阿久津仁愛がW主演を務めるドラマ『BLドラマの主演になりました』の続編が、『続・BLドラマの主演になりました』のタイトルで6月13日よりTELASAにて独占配信開始となった。

 すずり街の同名コミックを原作とした本作は、人気BL漫画の実写化で共演することになった阿部演じるNo.1ネクストブレイク俳優・赤藤優一郎と、阿久津演じる元売れっ子子役で実力はあるものの、今はパッとしない地味系俳優・青柳萌が繰り広げるラブコメディだ。

 赤藤は青柳を好きすぎる“ガチオタ”だが、それを隠すためにそっけない態度を取っていたために、青柳は嫌われていると勘違いしてしまう。そんな2人が役づくりのために始めた同居生活で互いに惹かれていき、想いを伝え合うまでが描かれた前作。

 晴れてカップルとなった2人のその後が描かれる続編の見どころや、約1年半ぶりにキャストとスタッフが再集結した撮影の感触について、阿部と阿久津に語ってもらった。

阿部顕嵐と阿久津仁愛、2度目の共演での印象は

(左から)阿部顕嵐、阿久津仁愛

――まずは続編決定にあたっての心境をお聞かせください。

阿久津仁愛(以下、阿久津):前作の評判がありがたいことにとても良くて、「これは続編が決まるだろう」と密かに確信していた部分もあったので、「やっと来たか!」という気持ちでした(笑)。

阿部顕嵐(以下、阿部):僕も前作の時点で、撮影しながら本当に面白くて、これはきっと評判になるだろうなと思っていました。そしたら本当にたくさんの方に観ていただけて嬉しかったですし、そのおかげでこうして再び赤藤を演じることができたので、本当にありがとうございますという気持ちです。今回も前作よりさらにパワーアップした内容に仕上がっているので、また続編を期待できると思います。

阿部顕嵐

――前作よりもパワーアップしているとのことですが、台本を読んで具体的にどのような感想を抱きましたか?

阿部:前作もそうだったんですが、台本を読みながら、声に出して笑ってしまう瞬間が多々ありました。だからこそ、完成した作品がつまらなかったら、それはもう僕たちの責任じゃないですか。そういう意味でハードルの高さを感じつつ、この台本以上に面白くすることが僕たちの仕事だなと思ったので、持てる力を出し尽くして真剣にふざけました。でも、真面目なシーンはもちろん真面目に演じているので、そこは安心してください(笑)。

阿久津:今作では、青柳と赤藤くんが付き合うことになったはいいものの、なかなか本当の自分を見せられずに悩んだり、不安や嫉妬の感情が芽生えてきて、ギクシャクしてしまう場面も描かれています。なので、前作のラストでググッと縮まった2人の関係が、また振り出しに戻ったような気持ちになる人もいると思うんですよね。ただ、それってお互いが好きだからこそだと思うので、2人の気持ちがどんどん高まっていく様子がすごくかわいらしくて、「応援したくなるな」と思いながら、微笑ましい気持ちで台本を読ませていただきました。

阿部:確かに。“付き合いたてのカップルあるある”というか、現実世界でも起こり得ることが誇張しつつも丁寧に描かれているから、共感できて、なおかつ面白いなと思っていただけるんじゃないかなと思います。

――おふたりは恋愛に限らず、カッコ悪い部分も含めて、ありのままの自分を相手に見せられるタイプですか? それとも赤藤や青柳のように、つい自分を飾ってしまうタイプですか?

阿久津:どんな関係でも、お互いが自然体でいることが大事だと思っているので、僕はわりとすぐに自分をさらけ出すタイプだと思います。

阿部:僕も変に自分を飾ることはないですね。だけど、飾らなさが、人によっては逆にかっこつけているように見える人もいるかもしれないなとは思います。

阿久津:確かに、顕嵐くんって、さり気ない配慮が本当に上手なんです。そのスマートさが、いつもカッコいいなって思ってます!

阿部:でも、それはカッコつけてるわけではなくて、ナチュラルにカッコいいだけなんです(笑)。

阿久津:そうやって自分で言えちゃうところも、またカッコいいよね(笑)。

(左から)阿部顕嵐、阿久津仁愛

――おふたりは2度目の共演となりますが、今回の撮影を通じて、お互いに印象が変わった部分や、新たに発見した一面はありましたか?

阿久津:それは特になかったんですが、前作よりもお互いにリラックスして撮影に臨めている感じはあったよね?

阿部:うん。あった、あった。

阿久津:スタッフさんも前作から引き続き参加されている方が多かったので、少し期間は空いたんですけど、久しぶりの撮影とは思えないくらい、「ついこの間まで一緒にいたのかな?」って思うような雰囲気で、自然と役に入ることができました。撮影現場は本当に楽しい雰囲気なんですけど、スタッフの皆さんがしっかりと締めるべきところは締めてくれるので、適度な緊張感もあって、とても心地が良かったです。

阿部:2回目ということもありますが、段取りから何までもスムーズで、常にすごく演じやすい環境を作ってくれていることがありがたかったです。おかげで自由に暴れることができました。前作より赤藤が感情を剥き出しにするシーンも増えたので、ぜひ楽しみにしていただければなと思います。

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