2025.06.06 13:25

ブルーノ・マーズがプロデュース　『リロ＆スティッチ』音楽制作の裏側に迫る特別映像公開

文＝リアルサウンド映画部

　6月6日に公開を迎えた実写版『リロ＆スティッチ』より、音楽制作の裏側を収めた特別映像が公開された。

　ディズニーの人気アニメーションシリーズ『リロ＆スティッチ』を実写化した本作。地球に不時着した暴れん坊のエイリアン・スティッチと、いつもひとりぼっちの少女・リロの“奇跡”の出会いを描く。

　日本での公開に先駆け、アメリカをはじめ世界各国で5月23日より公開された本作は、全米でメモリアルデー週末4日間としては歴代No.1のオープニング記録となる興行収入1億8,300万ドル（※日本円で約261億円）で堂々のNo.1スタートを切った。その勢いはとどまることを知らず、公開2週目を迎えたアメリカでは5月30日から6月1日の3日間で全米興収6,300万ドルを記録し、2週連続のNo.1を達成。同日公開の『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』を大きく引き離し、累計2.8億ドル（※日本円で約400億円）を突破。現在、2025年の全米興収ランキングトップの『マインクラフト／ザ・ムービー』の4.2億ドルに迫る勢いで好調な成績を記録している。世界興収はすでに6億ドル（※日本円で約870億円）を突破している。（※Box office mojo調べ／※1ドル＝143円／6月1日時点）

「リロ＆スティッチ」特別映像「本作の音楽を作り上げた人たち」｜大ヒット上映中！

　公開された映像の冒頭で、監督を務めたディーン・フライシャー・キャンプが「伝統的でもエルヴィスでも関係ない。音楽が本作の魂なんだ」と語るように、ハワイの風景を思い出させたり、リロとスティッチの奇跡の出会いをより魅力的なものにするエモーショナルな楽曲が劇中では数多く使用されている。

　アニメーション版でも歌と作曲の一部を担当し「『リロ＆スティッチ』とは22年の仲だ」と語るシンガーソングライターのマーク・ケアリイ・ホオマルや、現地の児童合唱団・カメハメハスクールが再び参加しているほか、ハワイ出身で米人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』の優勝者イアム・トンギが劇中歌「Hawaiian Roller Coaster Ride」を合唱団と共に歌唱するなど、『リロ＆スティッチ』を愛する“オハナ”たちが本作を音楽面でも盛り上げている。また、特別映像ではスティッチがリロたちとサーフィンをする様子に合わせ歌唱する様子が収められている。

　そして、キャンプ監督が「エルヴィスの楽曲は欠かせない」と語るように、実写版でもエルヴィス・プレスリーの楽曲が多く使用されている。その中でも、吹替版のエンドソングでTravis Japanが歌う「バーニング・ラヴ」を、字幕版ではハワイ出身のブルーノ・マーズがプロデュースしており、同じくハワイ出身でマーズの甥っ子たちである新進気鋭の兄弟デュオ、ナイジャ・ミュージック＆ザイヤ・リズムが歌唱している。

　そんな2人は映像で、マーズに引けを取らない歌唱力を披露し、兄弟仲良くレコーディングする様子や「兄弟で参加できて嬉しい」「映画の題材でもある“オハナ”だからね」と楽曲を担当することへの喜びを語っている。

　また、現地時間5月17日にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたUSプレミアに参加した2人は、本作で「バーニング・ラヴ」を歌うことが決まった時の気持ちを聞かれ、「ものすごくびっくりした！　家族とも一緒に仕事ができて、本当に素晴らしい時間だった」（ナイジャ）、「すごく興奮して、頭が真っ白になった！　そして、レコーディングのためにカリフォルニアに行って家族と一緒に仕事をした。すごくエキサイティングだったよ！」（ザイヤ）と答えている。さらに、叔父であるマーズも「すごく喜んでくれた」（ナイジャ）、「僕たちのためにとても喜んでくれたし、最後まで助けてくれた」（ザイヤ）と2人が楽曲を歌うことを応援し、マーズ自ら歌唱時の細かいアドバイスもくれたとエピソードを披露した。

　キャンプ監督は「豊かな歴史的文化をもつハワイの物語なので、文化との結びつきを持つ人が関わっていることが重要だった」と語っている。