クリステン・スチュワート×ケイティ・オブライアン A24『愛はステロイド』8月29日公開

A24製作『愛はステロイド』8月29日公開

 A24の新作映画『Love Lies Bleeding(原題)』が、『愛はステロイド』の邦題で8月29日より全国ロードショーされることが決定した。

 本作は、トレーニングジムで働くルーが、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに出会ったことから始まるクィアロマンススリラー。監督を務めたのは、『セイント・モード/狂信』で長編映画デビューを果たしたローズ・グラス。前作で北米配給を担当したA24が、Film4とともに本作の製作に名乗りを挙げた。

 ゴッサム・インディペンデント映画賞をはじめとする世界各国の映画賞に44もノミネートされ、第74回ベルリン国際映画祭にも出品。『ピンク・フラミンゴ』などで知られるジョン・ウォーターズは本作を“2024年最高の映画”として挙げた。

 物語の舞台は、1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中になる。町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や、夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーを庇おうとするジャッキー。しかし、次第に思いもよらない犯罪網に引きずりこまれることになる。

 父親を嫌悪しながらもその影響下から逃れられない女性・ルーに扮するのは、『トワイライト』シリーズでブレイクし、『スペンサー ダイアナの決意』で第94回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクリステン・スチュワート。プライベートでは、先日同性パートナーとの婚約も発表している。彼女のパートナーとなるボディビルダー・ジャッキー役に抜擢されたのは、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』にも出演しているケイティ・オブライアン。オブライアンはクィアであることを公表し、かつてボディビル選手として活躍していた。また、不気味で抑圧的だが圧倒的な力を持つルーの父親を『トップガン マーヴェリック』のエド・ハリスが演じ、『メッセンジャー』のジェナ・マローンや『ディキンスン 若き女性詩人の憂鬱』のアンナ・バリシニコフが共演に名を連ねている。

映画『愛はステロイド』本予告

 あわせて公開された本予告は、不穏な音楽にのせて愛を紡ぐルー(クリステン・スチュワート)とジャッキー(ケイティ・オブライアン)の姿からスタート。しかし一本の電話で状況は一変し、暴力、叫び、銃撃戦など2人が巻き込まれてしまう、衝撃的な事件の数々が映し出されていく。

 キービジュアルでは、筋肉美を誇るボディビルダー・ジャッキーと、彼女に身体を寄せるルーが捉えられており、80年代をイメージさせるネオンのタイトルに、「その想い、過剰摂取につき。」のコピーが添えられている。

 また、本作をいち早く鑑賞したゲームクリエイターの小島秀夫から絶賛コメントも到着した。

小島秀夫(ゲームクリエイター)コメント

筋肉、銃、暴力、殺人、ステロイド。デヴィッド・リンチを失った我々に、筋肉質ではなくなった“ハリウッド”に、ローズ・グラスは再びステロイドを大量注入する!! 全てはピュアで血塗れの“愛”のため。

■公開情報
『愛はステロイド』
8月29日(金)全国ロードショー
出演:クリステン・スチュワート、ケイティ・オブライアン、エド・ハリス、ジェナ・マローン
監督・脚本:ローズ・グラス
共同脚本:ヴェロニカ・トフィウスカキャスト
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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公式サイト:https://a24jp.com/
公式X(旧Twitter):@A24HPS

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