チョ・ジョンソク、故イ・ソンギュンら共演 『大統領暗殺裁判 16日間の真実』8月22日公開

チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョンが共演した映画『Land of Happiness(英題)』が、『大統領暗殺裁判 16日間の真実』の邦題で8月22日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかで公開されることが決定した。
軍事クーデターで政権を掌握し、独裁者と批判されるほど強大な権勢を振るった朴正煕(パク・チョンヒ)大統領。そんな彼が国のナンバー2とも噂された側近の中央情報部(KCIA)部長金載圭(キム・ジェギュ)によって、1979年10月26日に暗殺された。本作は、このセンセーショナルな事件の裁判と大統領暗殺からその後、12月12日に起こった軍事クーデターに巻き込まれた3人の男を一部フィクションを交えつつも、史実に基づき描いた裁判劇。
当時行われた実際の裁判は、何度も密かに法廷へメモが届けられたことから「メモ裁判」と呼ばれ、不当なものだったとされている。特に、被告人の中で唯一の軍人であったパク・フンジュ大佐の裁判は単審制が適用され、最初の公判からわずか16日後に最終判決が下されることとなり「性急裁判」と呼ばれている。この韓国史上最悪の裁判とも言われる大統領暗殺裁判を、イ・ビョンホン主演作『王になった男』で監督を務めたチュ・チャンミンが、弁護する者、裁かれる者、裏で操る者、それぞれの目線でドラマチックに作り上げた。
厄介な事件の裁判を多く担当する弁護士会のエースである主人公チョン・インフ(チョ・ジョンソク)は、大統領暗殺事件に巻き込まれた中央部情報(KCIA)部長の随行秘書官であるパク・テジュ(イ・ソンギュン)の弁護を引き受ける。軍人であるがためにただ一人軍法裁判にかけられ、たった一度の判決で刑が確定する彼のために、公正な裁判を求めて戦うチョン・インフだったが、のちに軍事反乱を起こす巨大権力の中心である合同捜査団長チョン・サンドゥ(ユ・ジェミョン)によって裁判は不正に操られていた。
映画オリジナルのキャラクターであり、勝つためには手段を選ばない主人公の弁護士チョン・インフ役を、ドラマ『賢い医師生活』などのチョ・ジョンソクが演じ、そのチョン・インフが弁護する愚直な軍人パク・テジュ役を、映画『パラサイト 半地下の家族』などのイ・ソンギュンが務めた。本作は、2023年12月に亡くなったイ・ソンギュンの最期の作品でもある。
さらに、裁判を裏で操る合同捜査団長チョン・サンドゥ役で、『劇映画 孤独のグルメ』のユ・ジェミョンが出演する。ユ・ジェミョンは全斗煥(チョン・ドゥファン)をモデルにしたこの役で、第61回百想芸術大賞 映画部門 助演男優賞を受賞。壇上のスピーチで「兄弟のような、イ・ソンギュンやチョ・ジョンソク、全てのスタッフや共演者たちと酒を飲み交わし、笑いながら抱き合ったあの日の夜が忘れられない。先にこの世を去った友を偲び、ともに映画を作り上げた人たちを思い返しながら、今日は幸せな夜になりそうだ」と語っていた。
■公開情報
『大統領暗殺裁判 16日間の真実』
8月22日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
出演:チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョン
監督・脚本:チュ・チャンミン
配給:ショウゲート
2024/韓国/124分/カラー/スコープ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子
©2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & PAPAS FILM & OSCAR10STUDIO. A
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