髙石あかり×トミー・バストウ、『ばけばけ』松江ロケを振り返る　「笑いの絶えない現場」

　2025年度後期（大阪制作）NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の松江ロケ報告会が開催され、髙石あかりとトミー・バストウよりコメントが寄せられた。

　朝ドラ第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルにした物語。外国人の夫、ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の姿が描かれる。主人公・松野トキを連続テレビ小説初出演となる髙石あかり、トキの夫・ヘブン役をトミー・バストウが演じる。

　髙石は松江市・八重垣神社での撮影について、「トキとヘブンとして、松江に帰ってくることができて、すごくうれしく思います」とコメント。「八重垣神社にはプライベートでも行かせていただきましたが、そのときと、今回衣装を着てトキとして撮影をした空気感とは全く違いました」と役への思いを語った。

　地元エキストラとの交流にも触れ、「エキストラで参加してくださった地元の方々とお話ししながら撮影することができ、本当にぜいたくな機会をいただきました」と感謝を述べた。

　一方、バストウは松江での撮影について「自然が豊かな環境で、ゆっくり安心して撮影ができました」と手応えを語る。髙石との共演については「そのシーンでは驚くほど安心して演じることができました。あかりさんの演技、そして優しさ、思いやりのおかげです」と信頼関係を示した。

　また、作品のテーマについて「100年前には国際的なカップルはあまりいなかったと思うので、その時代を夫婦として乗り越え、チャレンジしていく姿をドラマを通して見せたいと思います」と意気込みを語った。

　髙石は最後に「早くみなさんに作品をお届けしたいです」と視聴者への思いを込めた。

コメント

髙石あかり（松野トキ役）

トキとヘブンとして、松江に帰ってくることができて、すごくうれしく思います。
昨日おとといと、八重垣神社で撮影をさせていただきました。八重垣神社にはプライベートでも行かせていただきましたが、そのときと、今回衣装を着てトキとして撮影をした空気感とは全く違いました。エキストラで参加してくださった地元の方々とお話ししながら撮影することができ、本当にぜいたくな機会をいただきました。八重垣神社は神秘的な雰囲気がありますが、撮っている内容はあまりにもコメディで、笑いの絶えない現場です。そういう空気を作ってくださった皆さんに感謝でいっぱいです。
撮影日は晴れ予報だったのにまさかの雨が降ってきて・・・松江のそういうところが私は好きですし、『ばけばけ』という作品に合っているなと、より感じました。早くみなさんに作品をお届けしたいです。

トミー・バストウ（レフカダ・ヘブン役）

松江での撮影はすごく楽しいです。自然が豊かな環境で、ゆっくり安心して撮影ができました。
松江ではしじみラーメンを食べました。とてもおいしかったです！
髙石さんとの共演シーンはまだ1シーンしか撮影していませんが、そのシーンでは驚くほど安心して演じることができました。あかりさんの演技、そして優しさ、思いやりのおかげです。
100年前には国際的なカップルはあまりいなかったと思うので、その時代を夫婦として乗り越え、チャレン ジしていく姿をドラマを通して見せたいと思います。

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、2025年秋～放送
出演：髙石あかり、トミー・バストウ、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎
作：ふじきみつ彦
制作統括：橋爪國臣
プロデューサー：田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出：村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供＝NHK