ニューヨークの空港でなぜか入国できないカップル描く スペイン映画『入国審査』8月公開

スペイン映画『入国審査』8月1日公開

 スペイン映画として初めてインディペンデント・スピリット賞3部門にノミネートされた映画『Upon Entry(原題)』が、『入国審査』の邦題で8月1日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて公開されることが決定した。

 本作は、わずか17日間で撮影されたアレハンドロ・ロハスとフアン・セバスチャン・バスケスの監督デビュー作。故郷のベネズエラからスペインに移住した時の実体験からインスピレーションを受け制作された。低予算の作品ながらSXSW国際映画祭2023に正式出品され、第39回インディペンデント・スピリット賞では新人作品賞、新人脚本賞、編集賞にノミネート。さらに北欧最大の映画祭第26回タリン・ブラックナイト映画祭で新人作品賞を受賞するなど、15カ国の映画祭で20あまりの賞を受賞した。

 舞台はNYの空港。入国審査を待つ幸せなカップル、ディエゴ(アルベルト・アンマン)とエレナ(ブルーナ・クッシ)。移住のビザも取得し、新天地で暮らす準備は万全だったはずが、説明もなく別室に連行され、密室での不可解な尋問が始まる。なぜ2人は止められたのか。審査官は何かを知っているのか。予想外の質問が次々と浴びせられる中、やがてある疑念が2人の間に沸き起こり……。

 あわせてポスタービジュアルと特報映像も公開。ポスターには、入国審査により、なぜか別室に連れていかれた主人公のディエゴとエレナの姿が。戸惑いを隠せない2人の表情と共に、背中だけの審査官に「その答えがあなたの人生を左右する」というコピーが添えられている。

映画『入国審査』特報映像

 特報映像では、移住のためにNYに降り立ったディエゴとエレナが入国審査でパスポートを見せるが、なぜか「ご同行を」と別室に連れていかれる場面が捉えられている。鋭い目つきの審査官による「アメリカに来た理由は?」という問いに、はたして2人はどう答えるのか。その答えが2人の人生を左右することとなる。

■公開情報
『入国審査』
8月1日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督・脚本:アレハンドロ・ロハス、フアン・セバスチャン・バスケス
出演:アルベルト・アンマン、ブルーナ・クッシ
配給:松竹
後援:在日スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンデス東京
2023年/スペイン/スペイン語、英語、カタルーニャ語/77分/ビスタ/カラー/5.1ch/原題:Upon Entry/日本語字幕:杉田洋子
©2022 ZABRISKIE FILMS SL, BASQUE FILM SERVICES SL, SYGNATIA SL, UPON ENTRY AIE

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