ロー・ジャンイップが“痛み”と“後悔”を背負った高校教師に 『年少日記』場面写真&30秒予告

『年少日記』場面写真&30秒予告

 6月6日に公開されるロー・ジャンイップ主演映画『年少日記』の場面写真と30秒予告が公開された。

 本作は、『SPL 狼たちの処刑台』の脚本を担当したニック・チェクの監督デビュー作。脚本と編集も自ら手がけた。第60回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を受賞したほか、第17回アジア・フィルム・アワードで最優秀新人監督賞にも輝いた。日本でも、第36回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で上映された。

 主演を務めたのは、『ある殺人、落葉のころに』や『母性のモンタージュ』に出演し、監督・撮影監督としても活躍するロー・ジャンイップ。

 高校教師のチェン(ロー・ジャンイップ)が勤める学校で自殺をほのめかす遺書が見つかる。私はどうでもいい存在だ――幼少期の日記に綴られた言葉と同じだった。彼は遺書を書いた生徒を捜索するうちに、閉じていた日記をめくりながら自身の幼少期の辛い記憶をよみがえらせていく。それは、弁護士で厳格な父のもとで育った兄弟の記憶だ。勉強もピアノも何ひとつできない兄と優秀な弟。親の期待に応える弟とは違い、出来の悪い兄は家ではいつも叱られていた。しつけという体罰を受ける兄は、家族から疎外感を感じ...…。

映画『年少日記』30秒予告

 新たに公開された場面写真では、高校教師のチェンが幼少期の記憶を辿る中で思い起こす登場人物たちが浮き彫りになっている。教室の中央に座り、じっとこちらを見つめる一人ぼっちの兄(ショーン・ウォン)や、屋上の淵に座り「なりたい大人になれるだろうか?」と思い悩む姿、学校帰りに人目を気にせず無邪気に遊ぶ兄弟、発表会を満足げに見守る兄弟の両親とピアノを披露する弟、自身が務める学校で遺書が見つかり、書いた生徒を探し出し助けたいと願うチェンといじめられていることを相談する生徒、目に涙を浮かべながらチェンをギュッと抱きしめる結婚指輪をつけた彼の妻と、それぞれの複雑な想いが交差する姿が収められている。

 30秒予告では、高校教師チェンの葛藤が映し出されている。

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■公開情報
『年少日記』
6月6日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開
監督:ニック・チェク  
出演:ロー・ジャンイップ、ロナルド・チェン、ショーン・ウォン
配給:クロックワークス
2023年/香港/広東語/95分/ユニビジウム/5.1ch/原題:年少日記/英題:Time Still Turns the Pages/字幕翻訳:小木曽三希子/映倫:PG12
ALL RIGHTS RESERVED © 2023 ROUNDTABLE PICTURES LIMITED
公式サイト:https://klockworx.com/nensyonikki 
公式X(旧Twitter):@klockworxasia

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