タン・チュイムイ監督作『私は何度も私になる』6月28日よりポレポレ東中野で先行公開決定

タン・チュイムイ監督復帰作、6月日本公開

 タン・チュイムイ監督作『私は何度も私になる』が、6月28日よりポレポレ東中野で先行公開、新たに神保町にて開館されるミニシアター・シネマリスで公開されることが決定した。

 本作は、 マレーシアの自然豊かなロケ地と香港映画的な武術要素が同居する、予測不能の人生×修行ファンタジックムービー。出産・離婚を経て引退したかつての名女優が、復帰をこわれ幼い息子を連れてロケ地に降り立つ。再会した旧知の監督は、アジア版『ボーン・アイデンティティー』な新作アクション映画の主演を提案する。

 チュイムイは、2017年に日本初公開された『タレンタイム~優しい歌』(2009年)のヤスミン・アハマドらとともに2000年代のマレーシア映画界を牽引した女性監督。初長編作『愛は一切に勝つ』(2006年)で釜山国際映画祭ニュー・カレンツ・アワードおよびび国際批評家連盟賞を受賞し、第36回ロッテルダム国際映画祭タイガー・アワードを受賞する快挙を達成。同作は、第19回東京国際映画祭「アジアの風」部門で「マレーシア新潮流」の一作として上映され、大きく注目された。

 2024年には、ミュウミュウ「女性たちの物語」第27弾作品として最新監督作が東京で上映され、エグゼクティブ・プロデューサーを務めた『蒙古馬を殺す(英題:To Kill a Mongolian horse)』はヴェネチア国際映画祭で受賞を果たし、第20回大阪アジアン映画祭でも特別上映された。

 10年以上の監督休業からの復帰作となる本作では自ら主演を務め、女性として、映画人としての想いを込めた半自伝的作品を完成。また主人公の復帰を提案する映画監督ロジャー・ウー役を『タレンタイム~優しい歌』の音楽監督などで知られるシンガーソングライターのピート・テオ、主人公に武術を教えるロー師範役を『私たちがまた恋に落ちる前に』の監督ジェームス・リーが演じている。

■公開情報
『私は何度も私になる』
6月28日(土)より、ポレポレ東中野先行公開、シネマリス(神保町に開館予定)で順次劇場公開
出演:タン・チュイムイ、ピート・テオ、ブロント・パララエ、ジェームス・リー、ニー・ウーイ
監督:タン・チュイムイ
プロデューサー:ウー・ミンジン
配給提供:天画画天(Heaven Pictures)、HK株式会社
配給:Cinemago
協力:大阪アジアン映画祭
2021/香港・マレーシア/106分/カラー/G/日本語字幕:神部明世/翻訳協力:ワイズ・インフィニティ
©2022 By Heaven Pictures/HK/Cinemago

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