『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』アヌシー国際アニメーション映画祭に選出 海外初上映へ

『劇場版モノノ怪 第二章』アヌシーで上映

 全国公開中の『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』が、アヌシー国際アニメーション映画祭 2025の上映作品に選出された。 

 2006年に放送された『怪~ayakashi~』の一編「化猫」から派生し、翌年にテレビアニメシリーズとして放送されて以降、根強く愛され続けている『モノノ怪』の劇場版シリーズ。謎の男・薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪によって引き起こされる怪異を鎮める物語で、和紙テクスチャを活用した映像美が国内外から高く評価されている。

 劇場版は三部作構成となっており、2024年7月に第一章『劇場版モノノ怪 唐傘』が公開、3月14日より『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』が封切られた。そして第二章の公開日を迎えた3月14日、第三章が2026年春に公開されることが発表された。

 6月8日から6月14日までフランスのアヌシーで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭 2025は、世界4大アニメーション映画祭のひとつ。カンヌ国際映画祭からアニメ部門を独立させる形で創設されたアニメーション映画祭だ。今年は約100カ国から3,900本以上の映像作品(各部門合計)がエントリーされた中で、本作はミッドナイト・スペシャル部門に選出され、会場での上映も決定した。本作の海外上映はこれが初となる。ミッドナイト・スペシャル部門は、実験的かつスリリングな映像表現が魅力の作品を中心に選出され、刺激的な体験を求める観客に向けて夜間に開催される特別プログラム。上映時間などの詳細は後日発表される予定だ。 

 なお、2024年7月に公開された第一章『劇場版モノノ怪 唐傘』は、カナダのモントリオールで開催された「ファンタジア国際映画祭」で最優秀長編アニメーション賞と観客賞銅賞をW受賞している。

■公開情報
『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』
全国公開中
出演:神谷浩史(薬売り役)、日笠陽子(時田フキ役)、戸松遥(大友ボタン役)、梶裕貴(時田三郎丸役)、細見大輔(坂下役)、黒沢ともよ(アサ役)、ゆかな(サヨ役)、青木瑠璃子(マツ役)、芹澤優(キヨ役)、茜屋日海夏(タケ役)、森なな子(スマ役)、入野自由(天子様役)、津田健次郎(溝呂木北斗役)、種﨑敦美(幸子役)、チョー(時田良路役
)、堀内賢雄(老中大友役)、楠見尚己(勝沼薬)、堀川りょう(藤巻役)、榊󠄀原良子(水光院役)
総監督:中村健治
監督:鈴木清崇
キャラクターデザイン:永田狐子
アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
美術設定:上遠野洋一
美術監督:倉本章、斎藤陽子
美術監修:倉橋隆
色彩設計:辻󠄀田邦夫
ビジュアルディレクター:泉津井陽一
3D監督:白井賢一
編集:西山茂
音響監督:長崎行男
音楽:岩崎琢
プロデューサー:佐藤公章、須藤雄樹
企画プロデュース:山本幸治
主題歌:アイナ・ジ・エンド「花無双」(avex trax)
エンディングテーマ:「渇望」アイナ・ジ・エンド(avex trax)
配給:ツインエンジン、ギグリーボックス
制作:くるせる、EOTA
製作:ツインエンジン
©︎ツインエンジン
公式サイト:https://www.mononoke-movie.com/
15周年記念サイト:https://www.mononoke-15th.com/
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