刃物を向ける本田望結、コンビニ制服の基俊介も　『愛されなくても別に』場面写真公開

　7月4日に公開される南沙良主演映画『愛されなくても別に』の場面写真が公開された。

　本作は、『響け！ ユーフォニアム』『今日、きみと息をする。』で知られる武田綾乃が、吉川英治文学新人賞を受賞した同名小説が原作。武田の著作の中で、初の実写化作品となる。監督・脚本を務めるのは、2016年に『溶ける』で日本人最年少での第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門の正式出品を果たした井樫彩だ。

　“フツー”とはかけ離れた大学生活を送る宮田陽彩（南沙良）は、学校に通いながら朝から晩まで寝る間もなくアルバイトや家事に追われる……母親に金を渡し、世話をするために。母親から暴力は振るわれないし、暴言もない。ただ「愛している」と言う言葉で縛られ、陽彩は緩やかな絶望と人生に対する期待のなさの中で生きている。そんなある日、同じバイト先の同級生・江永雅（馬場ふみか）との出会いによって、陽彩の人生は大きく変わっていく。

　今回公開された場面写真には、主人公・宮田の大学の同級生・木村（本田望結）や、宮田のバイト先の同僚・堀口（基俊介）らの印象的なシーンが切り取られている。親からの過干渉に悩む木村は宗教団体「宙の会」にのめり込み、彼女を救うために団体に潜り込む宮田と江永。その施設の食卓で木村が“数珠”を宮田に手渡す場面が写し出されている。それから“ある出来事”が原因で、逆上した木村が刃物を突きつけるシーンも。また、雨の中で江永にそっと傘を差し出す謎めいた男（伊島空）の姿や、宮田や木村の母親たち。さらに、虚ろな表情を浮かべ、水面に身を預ける宮田のカットなども公開された。

　なお、5月2日より本作のムビチケカード、ムビチケ前売り券（オンライン）が発売開始となる。特典としてスマホ裏に貼れる「スマホ裏ステッカー」がプレゼントされる。

■公開情報
『愛されなくても別に』
7月4日（金）新宿ピカデリーほか公開
出演：南沙良、馬場ふみか、本田望結、基俊介（IMP.）、伊島空、池津祥子、河井青葉
監督：井樫彩
原作：武田綾乃『愛されなくても別に』（講談社文庫）
脚本：井樫彩、イ・ナウォン
企画・プロデュース：佐藤慎太朗
製作幹事・制作プロダクション：murmur
配給：カルチュア・パブリッシャーズ
©︎武田綾乃／講談社 ©︎2025 映画「愛されなくても別に」製作委員会
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