藤原樹、役者業で発見した新しい自分 『欲望(蜘蛛の糸のように)』での挑戦を語る

“一人”だからこその俳優業

――中川監督は、映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』で、藤原さんの所属するTHE RAMPAGEのボーカリストである川村壱馬さん、RIKUさん、吉野北人さんを演出したこともありますが、メンバーの方から、監督のことは事前に聞いたりしましたか?
藤原:(吉野)北人さんとご飯に行ったときに、「中川監督と今度、一緒に作品を撮る」と伝えたら、「面白い人だよ」って言われたんです。そのときに、北人さんにいろいろ聞きたい気持ちもあったんですけど、あえてそれ以上のことは聞かずに現場に行きました。なんとなく聞かない方がいいのかなと思ったんです。
――撮影が終わった後に、吉野さんとは何か話しましたか?
藤原:撮影が終わった後にもご飯に行ったんですけど、「本当に面白い人でしたね」という話にはなりましたが、北人さんが「でもやりやすいよね、 自由にできるから」と言っていて、僕も納得しました。

――映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』はご覧になりましたか? どんな感想を持ちましたか?
藤原:観ました。壱馬さんと北人さんは、映像で演技をする経験がありましたが、RIKUさんは映像での演技は初めてだったので、どんな感じになっているんだろうと思っていました。でも実際に観てみると、3人ともに、芝居をしているけれど、芝居じゃないような感じで、3人の素の部分が出ていて、それがすごくよかったですね。個性も活かされていて、とてもいい作品だなと思いました。実際に中川監督と一緒に作品をやってみて、「こういうことだったんだ」と気付くことも多かったです。『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』も、3人と監督がディスカッションして撮ったからこそ、あの映像になったんだなと思うと、流石だなと思いました。

――俳優業とアーティスト業を並行してやられていますが、その両方をやっていることの良さは?
藤原:アーティスト業は16人でやっているので、責任感は持っていますが、良い意味で変に気負うことはないし、16人いる心強さも感じながらやっています。俳優業は、自分一人でグループから一歩外に出てやっていることなので、めちゃくちゃ気を張りますし、グループのときとはモードが違いますね。アーティストは自分の表現をストレートに出すけれど、俳優のときは、役を通して表現をするので、そのやり方も少し違います。でも、自分以外の人間になれるということが一番楽しいし、役を演じることによって、新しい自分を発見できる良い機会になっています。
■放送情報
【2カ月連続 藤原樹にとらわれて】
オリジナルドラマ『欲望(蜘蛛の糸のように)』(2025年)
日本映画専門チャンネルにて、4月4日(金)22:30~ほか放送
出演:藤原樹、伊藤万理華、カトウシンスケ、田村亮
監督:中川龍太郎
脚本:井川広太郎、中川龍太郎
<4月放送作品>
『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』(2024年)
出演:THE RAMPAGE
『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 “16” NEXT ROUND at OSAKA-JO HALL』(2023年)TV初
出演:THE RAMPAGE
<5月放送作品>
『あらばしり』(2025年)
出演:藤原樹(THE RAMPAGE)、西山潤、市川知宏、大倉空人、吉田健悟、青山凌大、後藤拓磨
原作・漫画:タクミユウ
企画原案:橘ケンチ、平沼紀久『あらばしり』(講談社「マガジンポケット」所載)
演出:長尾くみこ 伊藤彰記
脚本:ニシオカ・ト・ニール
『カストルとポルックス』(2023年)TV初
出演:藤原樹(THE RAMPAGE)、新谷聖司、田村升吾、山﨑晶吾、うえきやサトシ、龍(THE RAMPAGE)、中村誠治郎、北園涼、佐藤流司
原案・脚本・演出:佐藤流司
特設サイト:https://www.nihon-eiga.com/osusume/fujiwara-itsuki/





















