川村壱馬、吉野北人を筆頭に続々と演技の世界へ 高い表現力を持つTHE RAMPAGEメンバーたち

 LDHに所属するアーティストたちは、岩田剛典や片寄涼太などをはじめとして、個人の仕事として俳優業にも力を注いでいるものが多い。そんな中、また新たなアーティストたちが演技の世界で羽ばたこうとしている。今回は、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーの演技活動に焦点をあてたい。

川村壱馬

『HiGH&LOW THE WORST』

 7月22日に待望のDVDが発売となる『HiGH&LOW THE WORST』でその中心人物である楓士雄を演じた川村壱馬も、そんな一人である。

 このプロジェクトが始まったとき、楓士雄を演じる川村が、その親友である司を演じた吉野北人とともに、1カ月ほどの演技指導を受けた話は有名である。

 個人的には、楓士雄という役は、演技力だけでは完成しない役だとも思える。物語の真ん中にいて、たくさん存在する定時や全日、そして映画版では新たに登場する鳳仙学園までのさまざまなチームや一派をつなげる役割でもあるし、その上で、そこに思惑があるというわけでなく、純粋な人懐っこさも持ち合わせていないといけない。

「HiGH&LOW THE WORST」のDVD/Blu-rayの発売&レンタルが7/22(水)に決定!

 川村本人は、楓士雄と似ていないとも各所のインタビューで語っている。実際、筆者が鳳仙学園のトップ・佐智雄を演じた志尊淳に取材した際、撮影当初は、「壱馬が孤高な感じで、ひとりでたたずんでることが多かった」というが、志尊が声をかけたところ、すぐに心を開くようになり、その後は、「壱馬は基本、鳳仙の楽屋にいて。楓士雄というキャラ自体が人を選ばず仲良くなれるキャラなので、本当にそのまんまだなと思いました」という風に変化していったというエピソードもある。

 アーティストとしてはクールなイメージもあるが、その中にある、人懐っこい部分を引き出し、少年漫画や青春物語のど真ん中にいることを誰もが納得するようなキャラクターに育てあげたのだと思った。

 今のところまだ、次の出演作品のニュースは聞こえてこないが、1stフォトエッセイ『SINCERE』をリリースし、新たな表現を身に着けたうえで、また演技の世界に戻ってくることを期待したい。

吉野北人

映画『私がモテてどうすんだ』主題歌スペシャルムービー

 『HiGH&LOW THE WORST』、特にドラマ版の『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』を引っ張り、また『PRINCE OF LEGEND』などでも活躍の吉野北人は、7月10日公開の『私がモテてどうすんだ』で六見遊馬役で主演を務める。

 ヒロインの芹沼花依(富田望生/山口乃々華)がある出来事をきっかけに激ヤセし、それまで「萌え」の対象として一方的に見ていた学校のイケメンたちが、自分に関心を寄せることになる漫画原作のこの作品で、吉野は4人のイケメンの中の1人を演じる。

 この遊馬が、4人の仲では、どこか一歩引いたような役柄で、花依に対しても、「見た目」ではなく「その内側」を自然とみている。こうした遊馬の視点や、ヒロインが演劇部の公演のヒロインをすることになったために、ダイエットをしなければいけない場面でも、彼女の健康を気遣ったりする、「まっとう」な部分があったからこそ、この物語をフラットな目線で観ることができた気がする。

 吉野の演技は、こうした作品に多い、キャラクターをデフォルメしたようなものではなく、抑えた中に光るものが見えるさりげない感じが良かったように思う。その分、ミュージカルシーンや、LDHの映画には欠かせない存在である富田望生のコメディエンヌぶりのコントラストも際立ってみえた。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / INVISIBLE LOVE (Music Video)

 吉野は、ドラマ以外でも、THE RAMPAGEの新曲「INVISIBLE LOVE」のミュージックビデオでも、感情の高ぶりを表現し「泣き」の演技をみせている。

 このミュージックビデオを監督した久保茂昭は、筆者が行ったインタビューで、「『THE WORST』を撮り終わってから、表情とか感情の出し方も変わってきて、引き付けられるものが増えたなって」「お芝居にも意欲があって、ミュージックビデオの撮影でも、寄りを撮ると、歌詞の感情が伝わってくるような表情をしてたりしていたので、彼の持っている静かな中にもある色気が感じられる映像が撮りたいなって思いました」と語っているが、こうした活動を見ても、これからも、演技でさまざまな顔を見せてくれそうだ。

インタビュー

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