『問題物件』上川隆也、内田理央らクランクアップ 「これ以上楽しい現場あるかな」

『問題物件』上川隆也、内田理央ら撮了

 3月26日に最終回を迎えるフジテレビ系水10ドラマ『問題物件』がクランクアップを迎え、主演の上川隆也をはじめ、内田理央、宮世琉弥、浜野謙太、本多力、船越英一郎からコメントが寄せられた。

 本作は、自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、頭が切れて腕っ節が強く、人間離れした破天荒さを持つヒーローとお人よしのヒロインが鮮やかに解決していく不動産ミステリー。

 まず最初にクランクアップを迎えたのは、本作の愛されキャスト・犬太役のコラレ。彼女のラストシーンは、若宮恵美子(内田理央)、大島雅弘(宮世琉弥)と散歩をするシーン。スタッフから「このシーンをもちましてコラレさんオールアップです!」の声がかかると、宮世扮する犬太の相棒・大島雅弘からおやつとおもちゃのご褒美が。撮影の合間を縫い仲を深めてきた2人は、最後に息ぴったりの様子を見せた。

 続いて、大島不動産販売社長・大島高丸を怪演した船越が撮了。2時間ドラマやサスペンスドラマには欠かせない存在で、“2時間ドラマの帝王”の異名を持つ船越は、帝王の名にふさわしいある場所でオールアップ。上川扮する犬頭光太郎と対峙するシーンがラストカットに。また、クランクイン前、上川と久しぶりに共演することに対し、「演じる高丸とどう絡んでいくのか楽しみ」だと語っていた船越。しかし、敵対する役柄だったこともありなかなか同じシーンはなく、「上川くんとご一緒できると思って楽しみにしていたら、最終回とその前にワンシーンずつしかないという…(笑)」と、ちゃめっ気たっぷりのコメントで現場を和ませ、「でも、大島高丸を楽しく演じさせていただきました! とても楽しい現場でございました。ありがとうございました」と締めくくった。

 次に撮了を迎えたのは、本作のムードメーカーで、犬頭や恵美子と“ワンチーム”で奮闘してきた探偵・有村次郎を演じた浜野。おなじみの喫茶店シーンでクランクアップを迎え、上川から花束、内田からプレゼントを渡されると、「和気あいあいとしていて楽しくて。お芝居やっていて、とてもおもしろかった現場でした!」と振り返った。浜野が作り上げた有村というキャラクターが存分に発揮された、笑顔のクランクアップとなった。

 販売特別室室長代理・片山芳光を演じた本多は、犬頭が姿を消し、問題調査に1カ月も要するようになった若宮恵美子とのシーンでクランクアップ。撮影を振り返り、「ほがらかで楽しい現場でした。もっと現場に来たかったです」とコメント。さらに、片山最後のせりふについて「最後の最後に“ぐぬぬ”というすてきなせりふを言わせていただきました。ありがとうございました!」と、ユーモアを交えて締めくくった。

 “ワン”チームメンバーラストに撮了を迎えたのは、宮世、内田、そして主演の上川。人見知りで心を開ける相手が犬太(コラレ)しかいなかったが、恵美子たちと出会い大きく成長するさまを演じた販売特別室室長・大島雅弘役の宮世。最初は不安もあったようで、「こんなにコメディー色の強い作品は初めてだったので、最初はとまどっていた」と率直な思いを告白。続けて「でも、最後は有村さんの仲間に入れて、コメディーの一員になれたのでよかったです」と振り返った。

 続いて、物件に対する愛情が人一倍強く、犬頭との凸凹コンビ感がくせになる本作のヒロイン・若宮恵美子を演じた内田が笑顔でクランクアップ。どんな時も笑顔で、チームの癒やし的存在だった内田も最初は不安だったようだが、「初日に犬頭さんと会った時、何も考えず、ただひたすら現場にいること、役を生きることでいいんだと思ってから気が楽になりました。今後の人生で、これ以上楽しい現場あるかなと思うくらい毎日笑っていました」と、内田らしい満点の笑顔でコメントした。

 そして、本作の主人公で、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持つ“謎の男”犬頭光太郎を演じた上川が、内田、宮世、そして全スタッフに見守られながらクランクアップ。放送回数を重ねるごとにユーモア度を増し、ミステリーの中にもコメディー色を色濃く表現し続けた上川。撮影を振り返り、「この作品に出会えたこと、愛すべきキャラクター、共演者に出会えたこと、幸運という以外の何物でもないと思っています。短い間ではありましたが、本当にありがとうございました」と締めくくり、およそ4カ月にわたる撮影の全行程を終えた。

コメント

上川隆也

お疲れさまでございました。今日で終わる気がしない、また明日も撮影がありそうだと内田さんともお話をしていました。でもこれが、今の僕の偽らざるこの作品に対する名残なんだと思います。この作品に出会えたこと、愛すべきキャラクター、共演者、スタッフのみなさんに出会えたこと、幸運という以外の何物でもないと思っています。短い間ではありましたが、本当にありがとうございました。

内田理央

お疲れさまでした! 最初に恵美子の役をいただいた時は、どうやって演じようと不安だったのですが、初日、上川さん演じる犬頭さんに会って。これは何も考えず、ただひたすら現場にいること、役を生きることでいいんだと思ってから気が楽になりました。この3か月、本当に楽しかったです。今後の人生で、これ以上楽しい現場はあるのかなと思うくらい、毎日笑っていました! 本当にありがとうございました!

宮世琉弥

こんなにコメディー色の強い作品は初めてだったので、最初はとまどっていたんですけど、最後は僕も有村さんの仲間になれて、コメディーの一員になれてうれしかったです。上川さん、内田さんとご一緒させていただき大変勉強になりました! ありがとうございました!

浜野謙太

最初の衣装合わせの時に、“有村さんはあんまり決まっていません!”と言われ、“やべえ、どうしよう”と思ったんですけど(笑)、でもそのおかげで、いろんなことを考えられました。初日に監督と話せて、有村というキャラクターを広がった気がします。それがめちゃくちゃ楽しくて、現場でも上川さん、内田さんが、有村のあの感じをどんどんやっていいぞ!という空気感を作ってくださって。本当に楽しい現場でした。お芝居やっていてめっちゃおもしろい現場で、忘れられない撮影の日々でした!

本多力

お疲れさまでした! 楽しくて、朗らかな現場で。もっと現場に来たかったです。最後の最後に“ぐぬぬ”というすてきなせりふをやらせていただき、ありがとうございました!

船越英一郎

大島高丸を楽しく演じさせていただきました! 上川くんとご一緒できると思って楽しみにしていたら、最終回とその前とワンシーンずつしか一緒の撮影はないという…(笑)。でもみなさんとご一緒できて楽しい現場でございました! またお会いしましょう!! ありがとうございました!

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『問題物件』の画像

問題物件

さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、頭が切れて腕っ節が強く、人間離れした破天荒さを持つヒーローとお人よしのヒロインが鮮やかに解決していく不動産ミステリー。

■放送情報
『問題物件』
フジテレビ系にて、毎週水曜 22:00~22:54放送
出演:上川隆也、内田理央、宮世琉弥、浜野謙太、本多力、船越英一郎ほか
原作:大倉崇裕『問題物件』『天使の棲む部屋 問題物件』(光文社文庫刊)
脚本:松田裕子、原野吉弘、北浦勝大
演出:紙谷楓、木下高男、宮木正悟
音楽:森優太、湯浅佳代子、赤坂美和
主題歌:SPYAIR「Buddy」(Sony Music Labels)
プロデュース:江花松樹
プロデューサー:貸川聡子
制作協力:共同テレビ
©フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/mondaibukken/

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