売春禁止法制定前後の台湾で生きる人々を描く ジーン・カオ初主演映画『娼生』5月公開へ

台湾映画『娼生』が、5月23日よりシネマート新宿ほかにて公開されることが決定した。
舞台は売春禁止法制定前後の台湾。台湾で児童売春や人身売買が横行していた時代、娼館で働く人々の現実を描く。第43回ハワイ国際映画祭ではNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)、新人監督賞にノミネートされた。
監督を務めたのは、本作が初の長編作品となったブルース・チウ。ロサンゼルスを拠点として活躍し、これまでの作品はレインダンス映画祭ほか、国内外の映画祭で評価を受けている。
主演を務めたのはジーン・カオ。日本のホラーファンの話題をさらった『呪葬』に出演しており、今作で初めて映画の主演を飾った。セックスワーカーという役柄に体当たりで挑むだけでなく、プロデューサー、そして主題歌「鳳凰」の歌唱も担当した。
生き別れた姉を探す弟としてダブル主演を務めたのは、金鐘賞受賞歴のあるホアン・グァンジー。主演作『Silent Sparks(英題)』は、第75回ベルリン映画祭パノラマ部門に選出されている。夢を捨て娼婦として生きる覚悟を決めた姉と、夢を叶えていると信じて生き別れた姉を探す弟。久しぶりの再会を果たす姉弟を、待ち受ける運命とは。
さらに予告編とブルース・チウ監督からのコメント動画も公開された。
ブルース・チウ(監督)コメント
皆さん、こんにちは。『娼生』の監督、ブルース・チウです。『娼生』は実話をもとにした作品で、40年前の台湾における茶室や私娼の文化、そして性労働者であるフォンの心の歩みを描いています。台湾で公開された際には、多くの観客の心を打ちました。そしてこの度、日本でも公開されることになりました。日本の皆さんにも、この作品が心に響くことを願っています。ぜひ劇場でご覧ください。
■公開情報
『娼生』
5月23日(金)よりシネマート新宿ほかにて公開
出演:ジーン・カオ、ホアン・グァンジー
監督:ブルース・チウ
エグゼクティブプロデューサー:ジーン・カオ、リウ・フォンチー
配給:ライツキューブ
2023年/台湾/カラー/シネスコ/5.1ch/100分/中国語/原題:鳳姐/PG12/日本語字幕:加藤郁江
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