静野孔文監督×貞本義行キャラデザによるSFアニメーション 『アズワン/AS ONE』今夏公開

静野孔文監督×貞本義行『アズワン』今夏公開

 静野孔文が監督を務め、貞本義行がキャラクターデザインを担当する新作長編SFアニメーション映画『アズワン/AS ONE』が、2025年夏に公開されることが決定した。

 本作は、アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』を原作として制作を開始。原著作者のスクウェアエニックスから「映像化するなら、ゲームの内容にとらわれずに、面白いものを作って欲しい」という意向を受け、『名探偵コナン から紅の恋歌』などの劇場版『名探偵コナン』シリーズなどの静野監督がアイデアを構築して、脚本家と共に生み出した完全オリジナル作品だ。原作の20年前の物語を構築し、原作同様に『新世紀エヴァンゲリオン』などでも知られる貞本によりキャラクターは全て刷新された。

 現代の日本でミュージシャンを目指す高校生のヨウは、反対する親とバンド仲間の人間関係に悩み、自らの将来を決めかねていた。ある日、渋谷の交差点を歩くヨウの脳内に「助けて!」という声が響き、白い光に包まれる。一方、宇宙に浮かぶ巡星(めぐりぼし)。エネルギー源の「星血」をめぐる長い戦争状態にあったヴ・レード惺王国と轟ア・スレッガ国との休戦の調停式が行われてようとしているまさにその時、巨大軌道デブリが落下、プルガード隊のヴィーゴが必死に対処していた。ヴィーゴを助けるべく、ロボット整備士・ラコは整備途中の機で飛び立つが、危機一髪の状況に陥っていた。一瞬の閃光ののち、破損激しいラコの機はデブリを海面まで移動させ事なきを得るが、ラコは意識を失ってしまう。昏睡状態のラコは、意識の中でヨウと出会う。ヨウとラコの出会いの意味とは。そして、「ふたりでひとつ」のヨウとラコに待ち受ける運命とは。

 本作の映画化について、静野監督は「この作品は、原作の壮大な物語へと繋がる前日譚であり、ゲームセンターで熱狂したファンはもちろん、原作を全く知らない方も深く没入できるストーリーが展開されます。物語の中心となるのは、主人公(ヨウ)が奏でる旋律です。彼の歌声が時空を越え巡星に届くとき、原作では語られていなかった、数々の謎が解き明かされていきます」と音楽がキーポイントであることを明かし、「ゲームセンターで原作に触れた世代には、懐かしさと新たな発見が共存する感動を、そして原作を知らない世代には、壮大な物語の始まりを予感して頂けるでしょう。主人公たちが奏でる音楽に身を委ね、時空を超えた壮大な物語を、ぜひ劇場で体験してください」とコメント。また、ゲーム版に引き続きキャラクターデザインを務める貞本は「久々の劇場作品への参加になります。初めてご一緒する監督と新たな試みも多く、あらゆる面で刺激的な作品になると思っております。ぜひ皆様にも期待してお待ちいただければとおもいます」とコメントを寄せた。

 あわせて、2枚のイメージボードと1枚のコンセプトアートが公開。1枚は、主人公のヨウと、宇宙の彼方に存在する巡星に生きるラコが幻想的な空間で出会う様子が描かれている。2人がいる空間はどこなのか、タイトルのアズワンは日本語で「ひとつになって」の意味を持っており、2人の関係性が重要なものとなりそうだ。また、ロボットをとらえたイメージボードとコンセプトアートも公開された。

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■公開情報
『アズワン/AS ONE』
2025年夏公開
監督:静野孔文
キャラクターデザイン:貞本義行
配給:ギャガ
原作 星と翼のパラドクス © SQUARE ENIX/SUNRISE © ASONE 製作委員会
公式サイト:https://gaga.ne.jp/asone/
公式X(旧Twitter):https://x.com/asone_movie

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