『御曹司に恋はムズすぎる』永瀬廉×小関裕太の後継者争いが勃発 成田が思いを打ち明ける

天堂昴(永瀬廉)の真剣な気持ちにようやく花倉まどか(山下美月)が気づいたことに安堵したのだが、やはりそう簡単にはいかなかった。『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ系)第7話では、昴の前に新たな問題が立ちふさがる。
同僚の瀬沼楓(岡本夏美)に襲われていたまどかを助けた昴。刺された傷を心配するまどかは、冗談でキスをしてほしいと語る昴の気持ちに応えたのだ。そのムードの中で、昴は勢い余ってもう一度キスをしようとしたのだが、冷静になったまどかは昴を拒否するのだった。これが最終回であればこのまま結ばれる展開になったかもしれないが、まだ折り返しに差し掛かったところ。そんな理想的な展開とはならなかった。

驚異的な回復力で仕事場に復帰した昴は、社内でもまどかとの恋人関係を匂わせる。まどかは全力で恋人関係を否定するが、昴の言う通り、「付き合ってもいないのにキスはしない」というまどかの発言を考えると、まどかは昴と付き合っているからキスをしたということになる。だが、まどかがその場のムードに押されてキスをするという行為を取るとは思えない。と思ったら、まどかには昴の気持ちをそのまま受け入れられない理由があった。

服天では展示会に向けた準備が着々と進んでいく中で、昴は「いい加減、お前の気持ちを聞かせてほしい」とまどかに本当の気持ちを迫る。何気なくまどかにバックハグをする昴を拒まずに受け入れるまどか。これまで散々はぐらかしてきたまどかだったが、「もう少し考える時間をもらえませんか?」と展示会が終わるまで時間がほしいことを伝える。まどかは昴の気持ちを受け入れるべきか、それとも恋愛を否定するべきか、その間で葛藤していた。

真実を知るために、まどかは楓と面会しに行く。かつては同じ服天の同僚であり、社員寮も隣だった楓とは仲良しだった。それは恋愛や結婚に対する価値観が一緒だったから。まどかも楓も両親が離婚しており、恋愛への冷めた考えは2人の絆を強くしていた。だが、まどかは服天での功績が注目を集め、さらには御曹司である昴からは好意を持たれている。その事実が楓は気に食わなかったのだ。端的に言えば、嫉妬である。嫉妬は時に人を狂わせてしまう。





















