『おむすび』初登場の藤原紀香が底抜けの明るさと頼もしさを発揮 結には人生の転機が

『おむすび』新キャラ西条のインパクト

 しっかりとした人生設計の下で互いの親に結婚を認めてもらい、ついに夫婦となった結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)。結は食を通じて人の未来を支える栄養士の仕事にやりがいを感じており、結婚後も星河電器の社食で働き続けることになった。

 そんな結のキャリアに大きな影響を与えるであろう出会いが訪れる。NHK連続テレビ小説『おむすび』第16週より、藤原紀香演じる管理栄養士の西条小百合が登場。その底抜けに明るく頼もしいキャラクターが初日から注目を浴びた。


 第71話前半の見どころは何といっても、結と翔也の新婚生活だろう。両親にも話していた木造アパートで暮らし始めた2人は、夫婦になって初めての春を迎えていた。ペアマグカップ、お揃いの部屋着、ハートのクッションなど、部屋にあるアイテムだけで伝わってくる2人のラブラブっぷりに朝からお腹がいっぱい。会社でも2人は「平成のバカップル」として有名になっていた。

 しかし、それで誰かに迷惑をかけているということでもない。私生活が充実しているから、ますます仕事にも精が出る2人。家では結が料理を作る代わりに、翔也は掃除洗濯とゴミ出しを担当するなど、家事もしっかり分担している。熱々で微笑ましくも、地に足がついた理想的なカップルだ。

 そんな折、いつも元気な結が体調不良に。食欲がガタンと落ち、吐き気や原因不明の熱に悩まされる。検査の結果、腎臓に細菌が感染する腎盂腎炎を発症していることが判明。だが、食欲減退や吐き気はつわりの症状で、現在妊娠6週目であることが分かった。結の場合、その症状が重たく、切迫流産の可能性もあるため、しばらく入院することになる。

 不安が先立ち、子供ができたことを喜ぶ間もない中、心強いのは家族の存在だ。連絡を受け、すぐに聖人(北村有起哉)や歩(仲里依紗)と病院に駆けつけた愛子(麻生久美子)。自身は18歳で妊娠しているが、実家とは連絡を取り合っている様子もないため、折り合いが悪く、心細い経験をしたことがあるのではないだろうか。「辛かったねぇ」と結に寄り添う、慈愛に満ちた愛子の表情に何だか泣けてくる。

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