松坂桃李、仲里依紗らの貴重なコメントも 『離婚しようよ』Blu-ray&DVDの豪華特典を解説
Netflixシリーズ『離婚しようよ』のBlu-ray&DVD-BOXが12月25日に発売される。
2023年6月22日にNetflixで全9話一挙配信された本作は、離婚を題材にしたホームコメディ。三世政治家の新人衆議院議員の東海林大志(松坂桃李)と人気女優の黒澤ゆい(仲里依紗)は、周囲が羨む理想の夫婦だったが、夫婦仲は冷めきっていた。そんな二人が”離婚”という目標に一致団結して向かっていく姿が、政界と芸能界の内幕と共に描かれる。
本作はTBS制作のNetflixシリーズとなっており、プロデューサーは磯山晶、チーフ演出は金子文紀が担当している。そして脚本は宮藤官九郎と大石静が共同で執筆した。
宮藤は、磯山・金子とは『木更津キャッツアイ』(TBS系)や『タイガー&ドラゴン』(TBS系)、そして今年話題になった『不適切にもほどがある!』(TBS系)など多くの連続ドラマを手がけている。
一方の大石は、2024年は大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)を執筆。磯山・金子とは『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)と『恋する母たち』(TBS系)を手がけている。
日本を代表する二人の人気脚本家がタッグを組んだ『離婚しようよ』だが、今回は各話を分担して書くのではなく、1話の脚本を交換日記のように交互に執筆する形式で書かれている。そのため1話の中に宮藤らしさと大石らしさが混在しているのが、本作の面白さだ。「どちらがこの台詞を書いたのだろう?」と想像しながら観ると2倍楽しめる。
今回発売されるBlu-ray&DVD-BOXには特典として、撮影に密着したメイキング映像、オールアップ集、ティザー&予告を収録したSPECIAL DISCと、特製ブックレットが封入されている。
メイキングでは、撮影現場の様子と、松坂桃李、仲里依紗を筆頭とする出演俳優のコメントが多数収録されている。
印象に残ったのは、自身が演じる若手政治家の大志について「いろんな方を参考にしているなぁ」と松坂が笑いながら話している場面。本作は選挙を題材にした政治ドラマでもあるのだが、確かに松坂が演じる大志を見ていると、政治家の顔がいくつも思い浮かぶ。
一方、女優の黒澤ゆいを演じた仲里依紗は「女優が女優を演じる」ことに対し、いつも無意識にやっていることだけに難しさを感じながらも、毎日が楽しかったと語っている。
色気ダダ漏れの謎のアーティスト・加納恭二を演じた錦戸亮は、『流星の絆』(TBS系)、『ごめんね青春!』(TBS系)に出演しており宮藤・磯山・金子が手掛けたドラマの常連俳優。馴染みのスタッフが多かったこともあってか、リラックスした状態で芝居ができたようで「充実した時間だった」と語っている。
他の出演者も終始楽しそうで、メイキングとオールアップ集を観ると、和気あいあいとした空気が伝わり楽しい現場だったことが、映像から伝わってくる。