悪魔に蹂躙される人々の“絶望”が オカルトホラー『邪悪なるもの』ポスター&本予告公開
2025年1月31日より新宿武蔵野館ほかにて公開される映画『邪悪なるもの』のポスタービジュアルと本予告が公開された。
シッチェス・カタロニア国際映画祭でラテンアメリカ作品初の最優秀長編映画賞受賞を受賞した本作は、前作『テリファイド』がギレルモ・デル・トロによってハリウッドリメイクされることが決定したデミアン・ルグナが監督を務めた、悪魔の憑依が伝染病のように拡大するさまを描いたオカルトホラー。
教会が終わった、神なき世界。悪魔に魂を乗っ取られ、体が腐敗していく者、“悪魔憑き”の存在が人々の生活に暗い影を落としていた。“悪魔憑き”は処理人によって適切に処理されなければならず、古くから伝わる7つのルールを守らなければ、悪魔の力がまるで伝染病のように広がって人々を蝕み、やがてこの世の終わりが到来するという。ある日、ペドロとジミーの兄弟は村の外れに変死体を発見し、さらには近隣の住民が家族に出た“悪魔憑き”を隠していることに気付く。2人は7つのルールに従って慎重に対処しようとするが、伝承を信じない人々の無謀な行動によってタブーは犯され、周囲は“悪魔憑き”で溢れかえってしまうのだった。最愛の家族を守るべく、ペドロとジミーは感染から逃れようと姿の見えない悪が蔓延るアルゼンチンを途方もなく彷徨い始めるが……。
公開された本ビジュアルには、深紅の背景に浮かぶ斧を握りしめる女性の影が写し出されており、その下には「この世界に祈る神など存在しない」という言葉が刻まれている。
あわせて公開された本予告は、ペドロとジミーの兄弟が村の外れで変死体を発見するシーンから始まる。「原因は悪魔憑きだ。このまま では何かが起こる」と荒げるペドロの声の後、不穏な映像とともに悪魔憑きから逃れるための「7つのルール」が女性によって教えられるが、その女性の勘違いにより7つ目のルールは分からずじまいになってしまう。ここからは映像のテンポが加速。夫を殺した後、自らに斧を振り下ろす女性や母の死を冷笑する少女など悪魔に憑依され翻弄される人々、逃げ惑う影、そして狂気に染まる目が映し出される。そして、「あなたを救いに来たの」という声とともに、血塗られた手がペドロの額に触れる。
なお、本作のムビチケオンライン券は12月13日より発売される。
■公開情報
『邪悪なるもの』
2025年1月31日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
出演:エセキエル・ロドリゲス、デミアン・サロモン、シルビナ・サバテール、エミリオ・ボダノビッチ
監督・脚本:デミアン・ルグナ
音楽:パブロ・フー
撮影:マリアノ・スアレス
配給:クロックワークス
2023年/アルゼンチン、アメリカ/スペイン語/カラー/シネスコ/5.1ch/100分
字幕翻訳:金関いな/英題:When Evil Lurks/レイティング:R15+
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公式サイト:https://klockworx.com/movies/jaakunarumono/