『おむすび』“本編”開始となるお弁当作り 橋本環奈が“ちょーアゲ”な姿に変身
姉・歩(仲里依紗)とのわだかまりが解け、震災のときから止まっていた結(橋本環奈)の時間が動き出した。自分の気持ちに正直になると決めた結が、夢や恋に邁進していく『おむすび』(NHK総合)第7週。しかし、初日の放送となる第31話で結のやる気をいきなり削ぐような出来事が起きてしまう。
家族にギャルになると宣言した結は、ハギャレンの活動に復帰。歩にメイクしてもらったときよりは控えめだが、自分なりの“ちょーアゲ”な姿に変身した結の笑顔は眩しい。そんな結を見て「すんげえ、いいぞ!」と言ってくれたのが、福西のヨン様こと翔也(佐野勇斗)だ。高校生の男子なら恥ずかしがってもおかしくないはずなのに、何の躊躇いもなく褒めてくれる真っ直ぐで裏表がない翔也だからこそ、結は不思議と本音を話せるのだろう。
結が過去を打ち明けたときは黙って話を聞き、下手に励ます代わりに、泣いてその傷に寄り添ってくれた翔也。震災で無慈悲に将来を奪われた人を知っているからこそ、全てにおいて前向きに慣れずにいた結に頑張る意味を示そうともしてくれた。そんな翔也の目下の目標は甲子園に出場することだが、スタミナが足りていないという。それを聞いて、過労で倒れたときに祖母の佳代(宮崎美子)が作ってくれたスープのおかげで元気を取り戻したのを思い出した結は今までのお礼も兼ね、翔也に何か力のつくお弁当を作ってあげることに。
とは言っても、自分で作るわけではない。料理が得意ではない結は育ち盛りだからと嘘をついて、佳代に2つ分のお弁当を作ってもらう。誰かのためのお弁当を家族に作ってもらうという経験に心当たりがある人も多いのではないだろうか。同じ年頃の女の子ならよくあることだが、これまで家族に迷惑をかけないように生きてきた結がそうやって素直に頼ったり、甘えたりできるようになったんだなあと感慨深かった。