『着せ恋』でコスプレ大好き金髪ギャルに 永瀬莉子、連ドラ初主演作で過ごした“濃い時間”

永瀬莉子、連ドラ初主演『着せ恋』への思い

 毎週火曜深夜に放送中のMBS/TBSドラマイズム『その着せ替え人形は恋をする』(以下、『着せ恋』)。本作で、コスプレ大好きギャル・海夢を演じているのが、連続ドラマ初主演となる永瀬莉子だ。海夢の役作りや、6年間専属モデルを務めた雑誌『Seventeen』(集英社)での思い出、プライベートの過ごし方までたっぷりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

大人気コミックの実写化だからこそのプレッシャーも

ーー今回、役柄に合わせて髪色を変えられたそうですね。先日最終回を迎えた『素晴らしき哉、先生!』(ABCテレビ・テレビ朝日系/以下『すばかな先生』)の宗方林檎とは、ガラリと雰囲気が異なった印象です。

永瀬莉子(以下、永瀬):そうですね。数年ぶりにハイトーンにしました。『着せ恋』の撮影は、『すばかな先生』を終えて2週間ほどでスタートしたのですが、髪を染めた瞬間から気持ちを切り替えることができました。

ーー『着せ恋』の撮影はすでに終わっているそうですね。撮影期間はどれくらいだったんですか?

永瀬:1カ月くらいです。ただ、コスプレをするシーンがあるからか、全然1カ月に感じなかったです。海夢ちゃん以外にも、たくさんのキャラを演じていた気がするので、かなり濃い時間を過ごすことができました。

ーー原作はファンも多い人気漫画です。

永瀬:原作が大人気なので、「私に務まるのかな……」と不安もありました。同時にファンの方の想いを真摯に受け止め、原作へのリスペクトを話ずれず撮影に挑もうという気持ちでした。撮影に入る前に改めて原作を読み返したのですが、海夢ちゃんって知れば知るほど魅力的な女の子なんですよね。活発で、好奇心旺盛。こんなに素敵な子を演じられるのだから、彼女のことを頑張って理解しようと思うようになっていきました。

ーー実写ならではの魅力もありますよね。

永瀬:もちろんです。実写だからこそ、表情がコロコロ変わる海夢ちゃんの愛らしさを、よりリアルに伝えることができると思っていますし、いろいろな魅力を出せるように頑張っています。原作を知っている方も、そうじゃない方も、楽しめる作品になっていると思います!

ーー海夢がするコスプレのなかで、とくにお気に入りのものはありますか?

永瀬:全部で5体着用するんですけど、それぞれ魅力があるので選びづらいなぁ……。ただ、現場のスタッフさんからは、「リズきゅん」という赤髪のウィッグをつけているキャラが好評でした。

ーーコスプレはモデルの仕事にも通ずる部分がありそうですね。

永瀬:コスプレをするときって、メイクと衣装で2時間くらいかけるんです。衣装も重たいし、ウィッグを被ったり。メイクも、普通とは違って、眉毛を消したり、二重幅を広げたりと、ちょっと特殊なんです。ポージングも、雑誌とは違って、キャラクターとしてのポーズをしなきゃいけなかったりして。コスプレイヤーさんたちって、本当にすごいですよね。

ーーコスプレをしているときの演技も、また難しい部分がありそうです。

永瀬:そうですね。あとは、とにかく台詞の量が多くて。もしかしたら、今まで演じてきたなかで一番多いかもしれないです。1シーン11ページとかあったりして……。

ーーそんなに!

永瀬:はい。最初はすごく大変だったんですけど、後半になるにつれて覚えるのが早くなっていきました(笑)。

ギャルマインドを持った海夢と通ずる部分は?

ーー野村(康太)さんとは初共演ですよね? ご一緒してみていかがでしたか?

永瀬:本読みの段階から、「五条くんそのものだ!」と思いました。撮影中も、五条くんの雰囲気を纏ってくれていたので、すごくやりやすかったです。いつも穏やかでおっとりしていて、スタッフさんたちからも「癒し的存在」と言われていました。

ーーお互いに人見知りなどもなく?

永瀬:いや、最初はお互いに人見知りしちゃっていましたね。ただ、最初は距離感があるのって、原作の2人とも近い部分があって。作品と同じようなスピード感で打ち解けていけたので、よかったかなと思っています。

ーー海夢はギャルマインドを持っている女の子だと思いますが、永瀬さんにも共通する部分はありますか?

永瀬:私自身、ギャルは通ってきていないんですよね。ただ、海夢ちゃんはギャルで活発な子なんですけど、他人の気持ちに敏感な部分も持ち合わせています。私も、友達の感情とかを察知するほうなので、そのあたりは似ているかなと思います。

ーー永瀬さんはしっかりされている印象がありますが、友達からもそう言われることが多いですか?

永瀬:そうですね。「しっかりしてるね」とよく言われます。でも、実際はまったくそんなことなくて(笑)。

ーーそうなんですか!?(笑)

永瀬:はい。姉が2人いて末っ子なので、頼りながら生きてきたのもあって。地図とかも読めなくて方向音痴だし(笑)。仲良い友達はとにかくしっかりしている子が多いので、「こっちだよ!」と連れていってくれます。わりと、甘えてばかりだなぁと思います。

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