『潜入兄妹』“鳳凰”はKis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔? 誕生日やデビュー日など隠れた小ネタたち

『潜入兄妹』鳳凰はキスマイ 藤ヶ谷太輔?

 この作品を「ついに来たか……」と待ち遠しく思っていた視聴者は多いのではないか。日本テレビの人気シリーズ『大病院占拠』『新空港占拠』を手掛けた実力派スタッフが再集結し、待望の新作として送り出したオリジナルドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(以下、『潜入兄妹』)。第3話が放送された今、本作も『占拠』シリーズと同じく、“放送終了後”からが本番であることを思い知らされている。

『潜入兄妹』も小ネタ考察が楽しい作品に

 つまり、丹念に仕込まれた小ネタの数々から、さまざまな考察を巡らせるーーそれこそが、このシリーズを視聴する醍醐味なのだ。今回も出演者たちにまつわる遊び心溢れる仕掛けと、本作ならではの粋な演出が光る。

 過去の作品では主演の櫻井翔にまつわる嵐の楽曲や、これまでの出演作品にまつわる小ネタが随所にちりばめられ、ファンを喜ばせた。そのサービス精神は、『潜入兄妹』にも間違いなく引き継がれていることを確信した。

竜星涼が出演した『ACMA:GAME アクマゲーム』からの引用も

 第3話で描かれた貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)の「横浜地方警察署」への潜入シーンで、2人は清掃会社「クジラクリーニング」の社員として変装する。その際使用された貴一の社員証には「星口潜夜」という名前が記されており、これは竜星が『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)で演じた天才ギャンブラー・上杉潜夜への巧みなオマージュとなっている。特に「潜」の字を用いた名前ということで、偶然ながら本作への繋がりも強く感じさせる粋な小ネタだった。

 また、シリーズを通じて事件に巻き込まれ続ける不運な男・森崎恵太(中村隆希)の再登場も、ファンの間で大きな反響を呼んだ。第1話で、主人公の貴一が大暴れするレストランのシーンで、「嘘だろ~またかよ。嘘だろ~!」と逃げ惑う姿は、あの武蔵刑事(櫻井翔)の名台詞から引用しているのだろう。今回は人質にならずに済んだ森崎の登場に、冒頭から「やってるな〜(笑)」とニヤついてしまう。

定番の“ナンバープレート”ネタ

 そして何より、小ネタハンターとしては劇中に登場する車両のナンバープレートも見逃せない。第3話冒頭、緊張感漂う地下駐車場。貴一が内部情報を入間と交換するために乗り込んだ車のナンバーは「1024」を示していた。この数字は、車内に潜んでいた及川光博の誕生日と一致する。それだけではない。闇金業者の鳴瀬賢太を演じる伊藤あさひの「119」、刑事部長・狩野正臣役の神尾佑を表す「316」など、登場する車両のナンバープレートには、それぞれの俳優の誕生日が巧妙に織り込まれているのだ。

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