10月期も豊作? 『あぶない刑事』『相棒』『MIU404』など“刑事×バディ”ドラマを振り返る

2024年に再評価したい“名刑事ドラマ”

 もうすぐ10月。各局の秋ドラマが続々と発表され、「放送が待ち遠しい」と思っている人もいるのではないだろうか。そんな2024年秋ドラマにはひとつの傾向がある。「刑事(警察官)×バディ」ドラマが多いということだ。

 昭和、平成、令和……と、時代が変わり、人々の価値観や生活が変化していくなかでも、「刑事ドラマ」は長らく愛され続けているジャンル。特に「刑事×バディ」は相性が良く、題材に使われることが多い。

 2024年秋ドラマも、昭和刑事と令和刑事が未解決事件に挑む反町隆史×杉野遥亮の『オクラ』(フジテレビ系)、人の感情が色で見える捜査官が新たなバディを迎える飯豊まりえ×影山優佳の『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2』(読売テレビ・日本テレビ系)、不可解な異常事件を解決するスペシャリストと警察官がタッグを組む藤原竜也×広瀬アリスの『全領域異常解決室』(フジテレビ系)、医者とベテラン刑事のバディが登場する藤木直人×寺島進『D&D 〜医者と刑事の捜査線〜』(テレビ東京系)など、刑事(警察官)が、同僚や他ジャンルの職業とタッグを組むドラマが多く放送される。

 そんな楽しみな放送を前に、今回は、昭和、平成、令和を彩った「刑事×バディ」ドラマを振り返っていこう。

昭和『あぶない刑事』(日本テレビ系/1986年ほか)舘ひろし×柴田恭兵

【あぶない刑事名セリフ投票】タカ「これさえあれば鬼に金棒」ユージ「女は美貌」タカ「男は辛抱」

 横浜を舞台にタカ(鷹山敏樹/舘ひろし)とユージ(大下勇次/柴田恭兵)が大暴れ。ド派手な銃撃や爆破シーン、マネしたくなる台詞、個性豊かな仲間たちなど、センセーショナルな内容で、当時の視聴者をトリコにした。

 また、ドラマの大ヒットを受け、シーズン2、SPドラマ、映画など、かたちを変えて続編も制作。2024年には、70代になった舘と柴田が出演した映画『帰ってきた あぶない刑事』が公開されたことでも話題となり、令和に“あぶデカ”旋風を巻き起こした。

平成『相棒』(テレビ朝日系/2000年〜)水谷豊×寺脇康文

『相棒 season23』2024年10月スタート!ティザー30秒PR

 2000年に2時間ドラマ枠から始まり、2002年にseason1がスタート。2024年の秋にはseason23が放送されることも決定している言わずと知れた名作刑事ドラマ。

 杉下右京(水谷豊)の初代&現在の相棒である亀山薫(寺脇康文)のタッグをはじめ、過去には神戸尊(及川光博)、甲斐享(成宮寛貴)、冠城亘(反町隆史)が相棒を歴任。各シーズンごとに自分なりの神回や名シーンがあるという人も多いだろう。

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