『アンメット』米田孝プロデューサーがラストシーンに込めた思い 続編の可能性は?

『アンメット』続編の可能性を米田孝Pに聞く

プロデューサーとしてのテーマは「人間をどれだけ人間臭く描けるか」

米田孝プロデューサー

ーーここからは、米田さんのことを詳しく聞かせてください。どういうドラマから影響を受けられたんですか?

米田:一番影響を受けたのは『北の国から』(フジテレビ系)ですね。僕の根底には『北の国から』があります。やっぱり、人間臭さの代表というか。僕は、吉岡秀隆さん演じる純くんが好きなんですけど、もうどうしようもないじゃないですか。でも、そのどうしようもなさが愛おしいというか。そういう人間臭さって、いいよなって。

ーー米田さんはプロデューサーになる前は別の部署にいらしたそうですが、そもそもなぜプロデューサーをやることになったんですか?

米田:元々は報道記者志望としてカンテレに入社したんです。ドラマ班に来たのは34歳のときでした。営業の仕事をやりながらドラマの企画書を出したりもしていて。それでドラマのプロデューサーをやらせてもらうことになりました。「そんなにやる気があるなら、1回やらせてみるか」という感じだったんじゃないかと思います。

ーー『アンメット』の続編に期待しつつも、米田さんが次にどういう作品を手がけられるのかも気になります。

米田:僕のテーマは「人間をどれだけ人間臭く描けるか」なので、ラブストーリーでも医療ものでも学園ものでも、ジャンルはなんでもいいなと思っています。僕の初プロデュース作品でもある『僕たちがやりました』(カンテレ・フジテレビ系)のような、バカみたいなくらいぶっ飛ばしたエンタメど真ん中の作品をやりたい気持ちもありますね。あとは、ダークサイドにスポットを当てるのも好きなので、人間のいやらしい部分を描くのも楽しそうだなと思っています。

■配信情報
『アンメット ある脳外科医の日記』
TVer、FOD、Netflixにて配信中
出演:杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山谷花純 尾崎匠海(INI)、中村里帆、安井順平、野呂佳代、千葉雄大、小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新
原作:子鹿ゆずる(原作)・大槻閑人(漫画)『アンメット-ある脳外科医の日記-』(講談社『モーニング』連載)
脚本:篠﨑絵里子
音楽:fox capture plan
主題歌:あいみょん「会いに行くのに」(unBORDE/Warner Music Japan)
オープニング曲:上野大樹「縫い目」(cutting edge)
演出:Yuki Saito、本橋圭太、日髙貴士
プロデューサー:米田孝、本郷達也
制作協力:MMJ 
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/unmet/
公式X(旧Twitter):@unmet_ktv

『アンメット ある脳外科医の日記』最終話(TVer):https://tver.jp/episodes/epwlcuzyxw

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