成田凌、中村映里子、森田剛が共演 つげ義春原作×片山慎三監督『雨の中の慾情』11月公開

成田凌×片山慎三『雨の中の慾情』11月公開

 成田凌が主演を務め、中村映里子、森田剛らが共演する片山慎三監督最新作『雨の中の慾情』が、11月29日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて劇場公開されることが決定した。

 日本と台湾の共同制作作品となる本作は、『ねじ式』『無能の人』で知られるつげ義春のシュルレアリスム作品『雨の中の慾情』を映画化するラブストーリー。二人の男と一人の女の切なくも激しい性愛と情愛が入り交じる恋模様を描く。

 監督を務めたのは、ポン・ジュノ監督の助監督を務め、『岬の兄妹』で長編映画デビュー、『さがす』や『ガンニバル』(ディズニープラス)を手がけてきた片山。主演を成田が務め、中村と森田のほか、足立智充、中西柚貴、松浦祐也、梁秩誠、李沐薰、伊島空、李杏、竹中直人が共演に名を連ねる。

映画『雨の中の慾情』超特報

 あわせて、超特報映像と場面写真も公開された。

 なお本作は、2023年3月に劇中のほとんどのシーンを台湾にて撮影。昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市にてオールロケが敢行された。

コメント

成田凌

このコメントを書くにあたって、なかなかこの作品に見合う言葉が出てこないのが正直なところです。
数年前に企画書をいただいた瞬間の景色をいまだに覚えています。高ぶる感情を抑えられなかったのも。
撮影は台湾9割、日本1割。
日々が苦しく、楽しく、なんとも幸せで、気づけばこの作品にのめり込んでいました。
どこへでも連れて行ってくれるようなスタッフと、どこまでも繋がれている気になってしまったキャストと、なかなか壮絶で、凄絶で、濃密な毎日を過ごさせていただきました。
この作品の公開が近づいてきた喜びや期待、願いなど、様々な感情がありますが、とりあえず、なんかすごいのできました。って感じです。
最後投げやりですみません、終われない気がしたのでこの辺で失礼します。
『雨の中の慾情』、よろしくお願いします。

中村映里子

片山慎三監督のユーモラスで奇異な演出、果てしない才能に驚嘆する毎日、多士済済の片山組。
強烈に面白く楽しい撮影でした。私の中の野性が大喜びしていたのだと思います。
しかし、撮影すればするほど、演れば演るほど、どんどん分からなくなっていったのです。
これは、まさしく、つげ義春の世界を生きていた、ということでしょうか。そうであれば幸いです。
すべての人間を祝福してくれるような作品になっていればと願っています。
『雨の中の慾情』、よろしくお願いいたします。

森田剛

片山監督の岬の兄妹が好きで、今回参加出来る事が嬉しかったです。
台湾でのロケは、何が起こるか分からないヒリヒリした緊張感のある現場でした。
この作品の生々しい異世界を楽しみにしていて下さい。

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■公開情報
『雨の中の慾情』
11月29日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
出演:成田凌、中村映里子、森田剛、足立智充、中西柚貴、松浦祐也、梁秩誠、李沐薰、伊島空、李杏、竹中直人
監督・脚本:片山慎三
原作:つげ義春『雨の中の慾情』
企画:中沢敏明
エグゼクティブプロデューサー:英田理志、中西一雄
プロデューサー:厨子健介、筒井史子、劉士華
コ・プロデューサー:後藤哲、川端基夫(山形ロケ)、和田大輔(茨城ロケ)
脚本協力:大江崇允
制作:セディックインターナショナル、日商賽奇客有限公司、井風國際娛樂有限公司
製作:映画『雨の中の慾情』製作委員会
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2024「雨の中の慾情」製作委員会

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