ディズニー実写版『シンデレラ』地上波放送決定 4月26日に『金曜ロードショー』で

実写版『シンデレラ』4月26日に放送

 リリー・ジェームズ主演映画『シンデレラ』が、4月26日に日本テレビ系『金曜ロードショー』で地上波初放送されることが決定した。 

 本作は、ディズニーが1950年に製作した長編アニメーション『シンデレラ』を65年の時を経て実写化したもの。「ガラスの靴」や「カボチャの馬車」などのアイコンはそのままに、ストーリーはファンタジーに留まらず、複雑な心理描写に触れるなど現代的にアレンジされている。

 貿易商の父と優しく美しい母の愛情を一身にうけ、幸せな子ども時代を過ごしていたエラ。しかし、母が病に倒れこの世を去り、仕事で長旅が多い父は、エラをひとりで家に残すことを忍びなく思い、新たな妻を迎え入れるが、旅先で父までもが帰らぬ人となってしまう。すると、まま母と姉たちはエラに辛くあたるようになり、山のような仕事を言いつけ、屋根裏に住まわせ、召使いのような扱いをするように。寒さに耐えられない夜、ぬくもりの残る居間の暖炉の前で眠ったエラ。翌朝、顔に暖炉の灰をつけたまま働くエラを、姉妹は“灰まみれのエラ=シンデレラ”と呼び、大笑いする。

 残酷な仕打ちに耐え続けたエラだったが、涙を抑えきれず家を飛び出してしまう。森に馬を走らせたエラに、城で働いているという“キット”と名乗る青年が声をかけてくる。彼と話すうちに自然とエラは笑顔を取り戻していた。彼は「また会おう」と言い残し、城へ帰っていった。

 ある日、城で王子の妃選びの為に国中の未婚の女性を招いての盛大な舞踏会が開かれることに。エラは「キットに会えるかもしれない」と考え、亡き母のドレスを着て参加しようとするが、まま母と姉たちにドレスを引きちぎられてしまう。希望を失いかけていたエラの前に、フェアリー・ゴッドマザーが現れる。彼女が魔法の杖を振ると、カボチャは馬車に、トカゲは御者に、破れたドレスは美しいドレスに、そして、履きなれた靴は、光り輝くガラスの靴に変わった。「魔法が続くのは12時まで。さあ、楽しんでおいで」。エラはキットに会うために、お城に向かうのだった。

 監督を務めたのは、王立演劇学校を首席で卒業、監督のみならず、俳優や脚本家としても数々の作品に携わるケネス・ブラナー。オーディションで役を勝ち取ったイギリス出身のリリー・ジェームズがシンデレラ役で主演を務めた。また、意地悪な“まま母”役は、『エリザベス』(1998年)でゴールデングローブ賞、『ブルージャスミン』(2013年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットが演じた。

 日本語吹替版では、シンデレラ役を高畑充希、キット王子役を城田優、まま母役をブランシェットの吹き替えでおなじみの塩田朋子が担当。陽気でエキセントリックな魔女フェアリー・ゴッドマザーの吹き替えは、『金曜ロードショー』のナレーションでも知られる朴璐美が担った。

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■放送情報
『シンデレラ』
日本テレビ系にて、4月26日(金)21:00~22:54放送
監督:ケネス・ブラナー
脚本:クリス・ワイツ
製作:サイモン・キンバーグ、アリソン・シェアマー、デヴィッド・バロン
製作総指揮:ティム・ルイス
衣装デザイン:サンディ・パウエル
音楽:パトリック・ドイル
出演:リリー・ジェームズ、リチャード・マッデン、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム=カーター、ホリデイ・グレインジャー、ソフィー・マクシェラ、デレク・ジャコビ、ステラン・スカルスガルド、ノンソー・アノジー、ベン・チャップリン、ヘイリー・アトウェル
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