『ブギウギ』草彅剛が“義理と人情”のダンスに大はしゃぎ! 史実と違わぬ大パーティーに

『ブギウギ』草彅剛がラインダンスで大笑い

 そんな彼女たちがどんな余興を披露するのか。りつ子は自分の曲を歌い終わると、もともと身につけていた黒いコートから真っ赤なジャケットに早着替え。同じ衣装を着たスズ子が舞台袖から現れると、再び「東京ブギウギ」が流れ始める。2人が披露するのは、スズ子のエンターテイナーとしての原点でもあるラインダンスだ。これまでに見たことのない笑顔でステージに立つりつ子だが、スズ子から提案を受けた当初は全力で拒否し、本番のギリギリまで渋っていた。

左から、茨田りつ子(菊地凛子)、福来スズ子(趣里)。

 それでも最終的には自分を曲げ、スズ子のスパルタ指導を受けながら日々練習を重ねて完璧なダンスを披露したりつ子。彼女も“義理と人情”の人なのだ。その心意気が嬉しく、善一は自らステージに上がり、スズ子たちと一緒に踊る。はしゃぎすぎてラストで転び、「これが本当のサプライズだ!」という善一の言葉でみんな大笑い。先週、スズ子の父である梅吉(柳葉敏郎)が旅立ち、しんみりとしたお茶の間の空気を明るくした。

 善一のモデルになった服部良一の二千曲記念パーティーでは、実際に笠置シヅ子や淡谷のり子をはじめ、彼にゆかりのある歌手たちがラインダンスを披露したという。その後、85歳で生涯に幕を閉じるまで服部は三千曲以上の楽曲を手がけた。

善一のパーティーで「別れのブルース」を唄う茨田りつ子(菊地凛子)。

 「三千曲に向けてお楽しみはこれからだ!」という善一の台詞は、『ブギウギ』の最終回を目前に控えた私たちに向けられたものにも思える。残り3週、大いに私たちを楽しませてほしい。

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