『葬送のフリーレン』“シュタフェル”がトレンドに アニメにおける"カップリング"の魅力

アニメにおける"カップリング"の魅力

 また、ギャグアニメながらも多様なカップリングでファンの心を掴んでいる作品もある。それが『マッシュル-MASHLE- 』だ。本作では、肉体を鍛え上げた主人公、マッシュ・バーンデッドが魔法界で繰り広げる活躍を描いている。

 次々と現れる強敵をマッシュが筋肉の力で打ち倒す本作は、一見カップリングの要素がなさそうに見えるかもしれない。しかし見落としてはいけないのが、マッシュとヒロインのレモン・アーヴィンのカップリング、“マシュレモ”だ。

 レモンは編入試験でマッシュに救われて以来、一途で重たい愛情を彼に向け続けている。第2期「神覚者候補選抜試験編」に突入し、さらに加速度を増していくその愛が、いつかマッシュに届く日は来るのだろうか。一方で、レモンを想うドットとの「ドトレモ」を応援するファンの声もあり、さまざまな楽しみ方がうかがえる。

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〈ブリン・バン・バン、ブリン・バン・バン、ブリン・バン・バン・ボン〉  今大きな注目を浴びているCreepy Nutsの楽曲「…

 

 カップリングの本質的な魅力は、正式なストーリーラインで語られないキャラクター同士の新しい関係性を探る楽しさにある。ファンはキャラクターたちの世界を、“推しカプ”(推しのカップリング)を通じて現実世界で自由に広げることができるのだ。公式のカップリングの“その後”を考えるもよし、本編では接点のない登場人物の関係性を考えるもよし。ときにはカップリングを軸にお気に入りの作品を並べてみると、何か新しい発見があるかもしれない。

■放送情報
『葬送のフリーレン』
日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて、毎週金曜23:00〜放送
キャスト:種﨑敦美、市ノ瀬加那、小林千晃、岡本信彦、東地宏樹、上田燿司
原作:山田鐘人、アベツカサ『葬送のフリーレン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤亨
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
OPテーマ:YOASOBI「勇者」
EDテーマ:milet「Anytime Anywhere」
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
公式サイト:https://frieren-anime.jp
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/Anime_Frieren

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