リリー・フランキーと錦戸亮の“交流”に涙 日英合作『コットンテール』の独特な味わい

日英合作『コットンテール』の独特な味わい

 リリー・フランキーと木村多江が橋口亮輔監督の傑作『ぐるりのこと』以来16年ぶりに夫婦役で共演していることや、錦戸亮久々の映画出演、さらに『ベルファスト』のキアラン・ハインズが実の娘のイーファ・ハインズと親子役で出演しているなど、映画ファンにとって嬉しいサプライズの数々も。中でも、プライベートでも親交があるというリリー・フランキーと錦戸亮演じる親子による、言葉数少ない“心の交流”には、激しく揺さぶられるものがあった。

 奇しくも現在、真田広之が主演・プロデュースを務めたドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』や、賀来賢人が主演・原案・共同エグゼクティブ・プロデューサーを務めた『忍びの家 House of Ninjas』など、海外のクリエイターが監督を務めた、日本を舞台にした作品が世界中で注目を集めている。この『コットンテール』もまた、海外のクリエイターにしか生み出せない“日本らしさ”が漂う、味わい深い作品と言えるだろう。

■公開情報
『コットンテール』
新宿ピカデリーほかにて公開中
監督・脚本:パトリック・ディキンソン
出演:リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江、高梨臨、キアラン・ハインズ、イーファ・ハインズ
製作プロダクション:マグノリア・マエ・フィルムズ、オフィス・シロウズ 
製作総指揮:ガブリエル・タナ 
プロデューサー:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー 
配給:ロングライド 
2023年/イギリス・日本/日本語・英語/シネマスコープ/カラー/原題:Cottontail
©2023 Magnolia Mae/ Office Shirous

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