種﨑敦美、岡本信彦、市ノ瀬加那 『葬送のフリーレン』の“静謐さ”を貫いた演技を再評価

『葬送のフリーレン』声優の演技を再評価

 そんな中でも、静かな芝居の中で気持ちの変化を見せるのがフェルンだ(とはいえ、フェルンも基本的には物静かなのだが)。エルフのフリーレンとは異なり、人間として年齢を重ねるフェルンは、幼少期から青年期にかけての身体的な成長を見せる。そんなフェルンの成長に伴う声の変化も、声優の市ノ瀬加那が一貫して演じ分け、幼さが残る声のニュアンスも見事に表現されている。

 さらに、フェルンといえばシュタルクとの関係性も見どころになっており、「同年代の気になる男子」との会話の雰囲気もたまらない。最初はハイターの存在しか知らなかった人形のようなフェルンが、拗ねたり怒ったりと表情を変えていく様子は、市ノ瀬の表現力の豊かさを感じるポイントでもある。

『葬送のフリーレン』

 第17話より、第2クール「一級魔法使い試験編」へ突入した『葬送のフリーレン』。一級魔法使い試験の受験者や試験管、さらには大陸魔法協会の関係者まで、演じる声優たちも賑やかなキャストたちが集う。一級魔法使いの資格を求め、フリーレンとフェルンが選抜試験に臨む第2クールでは、新たに11人キャストが登場した。谷山紀章演じる血の気の多いヴィアベルや、上田麗奈演じる多彩な魔法を操るメトーデなど、第2クールをワントーン熱く盛り上げるキャラクターたちの活躍も気になるところ。本作に漂う“静謐さ”は、第2クールで登場する声優たちにどんなギャップをもたらすのだろうか。

参照
※ https://frieren-anime.jp/news/646/

■放送情報
『葬送のフリーレン』
日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて、毎週金曜23:00〜放送
キャスト:種﨑敦美、市ノ瀬加那、小林千晃、岡本信彦、東地宏樹、上田燿司
原作:山田鐘人、アベツカサ『葬送のフリーレン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤亨
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
OPテーマ:YOASOBI「勇者」
EDテーマ:milet「Anytime Anywhere」
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
公式サイト:https://frieren-anime.jp
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/Anime_Frieren

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